2025年11月5日水曜日のニュースです。
「オールドメディア」って、どちらかと言えば去年じゃね?
さて、毎年恒例の新語・流行語大賞のノミネート語35が発表されました。今までは、元々は「現代用語の基礎知識」が選んでいたのですが、長年ユーキャンが通信教育の冠としてやっていました。しかし、今回からT&D保険グループがスポンサーとなり、新しい形でスタートしたわけです。
第42回ということで、毎年この時期になるとノミネートが発表され、12月の頭に年間大賞が発表される形になっています。
全てのワードをここでご紹介することはできませんが、見ていると、今年は私も知っている単語が多いなという印象があります。インターネットに関係する言葉も見受けられました。たとえば、「オールドメディア」という言葉は、去年の兵庫県知事選からよく言われてきています。ただ、なぜ今年ここにあるのかは少し分からない部分もあります。
同じく、オンラインカジノに関しても言及されていました。また、「ミャクミャク」もノミネートされてますね。さらに、「働いて働いて働いて」と「女性首相」のフレーズが、結びついて入っていることも興味深いです。
やくみつる氏は続投しているのに「野球関連」入らず
今回これを見ていて思ったのは、野球関係の話題が入っていないことです。例年、野球関連の言葉は必ずノミネートされていましたが、今回はそれがない。やくみつるさんが選考委員に入っているのに、まったくノミネートされていないのは珍しいと感じました。この数日内に「由伸」のような言葉が入ってくるのかもしれないなと考えました。
また、エンタメに関する言葉が多いなとも思いました。「ひょうろく」さんの他にも、「長袖をください」という「水曜日のダウンタウン」でのダイアンの津田篤宏さんの名ゼリフが入っています。
音楽関連はもうちょっと欲しかった
「チョコミントよりもあ・な・た」は、アニメ「ラブライブ」から派生した楽曲ですが、曲名系のフレーズがもっとあっても良かったのではないかとも思います。「倍倍FIGHT!」とかも今年ですよね。
「チャッピー」という言葉もありますね。ChatGPTを略して「チャッピー」と呼ぶ人が多いそうです。そういやこの間、飲みに行ったときに、高校の同級生とこの話になって、「なんで高校時代の友人は『チャッピー』と呼ばれていたんだろう」とか話していましたっけね。
今年の漢字は「米」なんじゃないか
世相を反映する言葉として、出直し選挙に出るかどうかが話題になっている、静岡県伊東市の田久保真紀前市長の「卒業証書19.2秒」というフレーズもノミネートされています。
さらに、「古古古米」は今年を代表するフレーズの一つでしょう。もしこれが受賞したら、誰が取るのか気になりますね。小泉進次郎前農相でしょうか。古古古米が入っているのに「備蓄米」が入っていないのは興味深いです。
毎年この時期になると、新語・流行語大賞が11月にノミネートされ、12月の頭に「トップテン」と「年間大賞」が発表されます。年末には、「今年の漢字」が清水寺で発表されますが、これもコメ関連になるかなと思ったりします。「古古古米」の米騒動に加えて、アメリカのトランプ大統領に関連する話題もありました。
興味が細分化した先にある「令和のミーハー」とは
1文字の「今年の漢字」は、予想がある程度固まりやすいので、興味深いです。オリンピックの年には「金」が取ることが多いですよね。一方、流行語大賞の方は予想しづらいだけに、インターネット社会で興味が細分化されてきた中で、誰もが知っているものが少なくなってきています。
私自身も、知らないものが増えてきたと感じます。これも年末の風物詩ですが、紅白歌合戦の出場者や選曲が発表される予定です。昨年はラインナップを見ても、知らないグループが増えてきました。できるだけミーハーでいようと思っていますが、それでも知らない曲があるのは事実です。
時々、この興味の細分化は否めないと感じています。ぜひ流行語大賞では、トップテンに「ミャクミャク」が入って、授賞式で飛び跳ねる姿を見たいなと想像しています。また次回のニュースでお会いしましょう。
(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
