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文学フリマで感じた「熱意に感化される」という自傷行為

イメージ画像 のらニュース
ブログ本文を元に、DALL-E3にて生成

2025年11月24日月曜日のニュースでございます。

さあ、早くも今月も終わりになってきました。ということは、もうあとひと月でクリスマスイブという時期になってきましたね。早いものですね。また少し間が空いてしまいましたけれども。

鼻からノド、そして粘膜という粘膜へ

私、先々週末あたりから先週末くらいまで、1週間くらい風邪をこじらせていました。私の風邪のタイプって、だいたい決まっているんですよ。熱はほとんど出ないで、まず鼻の奥がピリピリするところから始まり、喉の方に響いて、全ての粘膜まで広がる感じなんです。

それが数日続いた後、先週の水曜日や木曜日あたりでだいぶ元気になってきたという状況でした。仕事は淡々と続けていましたが、外に出かけることはほとんどなく、買い物に行くくらいで、マスクをしながら近場で用事を済ませるような感じでした。

それで仕事をするのが精一杯だったので、なかなかお喋りする機会もなくて、現在もちょっと喉の調子が良くないかなと感じています。声の出方がいつもと違うのかもしれませんが、それはおそらくこの1週間ほとんど話す機会がなかったからかもしれないですね。

「半径数十センチ」で生活できるのはありがたいけど…

身体のことも大事ですけれども、心の健康も大切ですよね。身体があまり動かないと、気持ちもふさぎ込んでしまうことが多いです。私もこの1週間はほとんど布団と机の間を行ったり来たりするだけの生活をしていました。

この数十センチ、1メートルもないような範囲での生活で、そうなるとやっぱりパソコンを通じてインターネットで世界と繋がれるっていうことが今の時代の良さだと思いますし、それを享受しながら生きてきましたし、お金も稼いでいます。

とはいえ、やっぱりリアルでの刺激が必要だということで、行ってまいりました。昨日開催された、11月23日の勤労感謝の日に行われたイベントです。勤労感謝の日は日曜日だったので、きょう世間は振替休日ですね。

3800ブース(予定)が並ぶ大イベント

東京ビッグサイトで開催された「文学フリマ東京」、第41回目ということで行ってまいりました。このイベントは、文学作品の展示即売会というジャンルに属しているんですね。コミケ(コミックマーケット)がコミック系を中心にしているのに対し、文学的要素に特化した展示即売会となっています。

このイベントは、東京以外でも開催されていますが、私にとっては初めての参加でした。入場料は1300円くらいだったと思います。当日のオンラインチケットで行くかどうしようか迷ったのですが、12時スタートで12時頃に起きて、少しダラダラして仕事もしながら15時くらいに現地に到着しました。イベントは17時までですので、残り2時間のところでした。

会場内は3800ブースが予定されていたようで、最終的に何ブースになったかは正確には分からないのですが、かなりの数が並んでいたことは確かです。

小銭がなくて「申し訳ないから」と、ほぼ何も買わなかった

文学というジャンルでは、小説を中心にしつつノンフィクションや批評系の作品もありました。私はあまり小説に興味がないというと語弊がありますが、作品に没入するのが難しい方なんです。

冷酷かもしれませんが、リアルな情報を得たいというタイプなので、例えばレポートや体験記的なもの、いろんな事象を深掘りするようなものに惹かれます。最近では考察も流行っていて、批評に関しても興味があります。

私自身、コラムを書いたりしていますので、自分の関心としてはそういったジャンルに近い部分があるのかなと思いながらブースを巡ってみたのですが、結局ほとんど買わずに。

小銭を持っていなかったので、1000円札を下ろしていったものの、300円のものに1000円出すのはちょっと気が引けて、結果的にはほとんど見て回っただけという形になりました。それでも、見るだけでも素晴らしい刺激を受けました。

いつしか忘れていた「熱意が根っこにある表現活動」

私が一番感じたのは、発信したい、伝えたいという熱意を持った方々がたくさん集まっている印象です。自分が伝えたいものが先にあって、その表現をするという、いろいろな形の表現がある中で、文字に重きを置いている方が多いように感じました。

私自身も、熱意を持って伝えたいという気持ちが根っこにはあるはずですが、長年それに蓋をしていて、情熱を感じられなくなっている状態です。結果、惰性で表現をしている自分に気付かされています。その辺りが自分が世の中をなめているような感覚にもつながっているのかもしれません。

会社勤めから独立し、フリーランス4年目に突入しましたが、自分のメインとなる仕事も十分にしている中で、情熱を持って走るよりもお金になる方向性を選んでしまうことが多くなっています。もちろん、自分の意に反することは書かないつもりですが、書き方や目の付けどころがよそ行きになりがちなのも確かです。

四半世紀前、たしかに私にも情熱はあった

文学フリマでは試し読みコーナーもあり、同人誌が置いてあってパラパラめくってみたりして、表紙を含めてたくさんの見せ方を見て、とても衝撃を受けました。何かを表現したいという思いがすごく明確で、そしてその情熱がすごく伝わってくるものが多くありました。私はその情熱をいつの間にか失っていることに気づかされました。

振り返ってみると、一番最初にインターネットに触れて友達と一緒に「ホームページもどき」を作ったのが小学校高学年の頃で、もう25年くらい前になります。その時は自分に合った情熱を持っていたはずです。その後、中学時代にブログが流行り始め、自分でHTMLやCSSを使って更新し、楽しんでいる自分がいました。

表現という「衝動」から目をそむけてきたけど、向き合わなきゃならない時はある

それが誰かから反応をもらったときの喜びを感じていたはずなんです。その後、大学を卒業しネットメディアの企業で記者、編集者をし、フリーランスとして働くようになりましたが、その間に表現という衝動に身を任せることが少なくなっていることにぼんやり気づいていました。

「かつてと今のギャップに気付くのはつらいから」と目を背けていた自分に気付かされることが嫌だったのですが、時々そこに戻って、傷跡に塩を塗らないといけないと思っています。たまたま体調を崩していたので、体のスイッチも兼ねて昨日行ってみた結果、やっぱり強く心に感じました。

そのインパクトに、今の自分とのギャップに戸惑いを覚えつつ、まとまりのない状況ですが、何とか生きていこうと思っています。それではまた次回です。

(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
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