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問題の本質はそこじゃない…「酒のツマミになる話」打ち切り報道で考える「フジテレビ最大の課題」

ChatGPTで生成 のらニュース

2025年10月30日木曜日、のらニュースでございます。

さて、今月も残すところあと1日となり、金曜日が最終営業日ということで、フリーランスにとっては非常に事務処理が大変な時期です。

週明けの仕込みも行わなければならない一方で、月次の締めもこなさなければならないという状況です。しかもこの後、私は飲みに行く予定なので、請求書を少し前倒しで準備しなければならないと思いながら、のらニュースをお届けしています。

スポーツ各社が「年内終了」と報道

早速、本日の話題をご紹介いたしましょう。今日の未明、深夜の1時台から2時台頃に、スポーツ紙各社が報じた内容があります。

報道によると、フジテレビの「酒のツマミになる話」が年内で番組終了となるとのことです。数日前もこの件についてご紹介しましたが、今、千鳥の大悟さんが司会を務めています。しかし、前任の司会者であるダウンタウンの松本人志さんのコスプレをハロウィン企画に合わせて大悟さんが行ったところ、それが最終的に番組そのものの放送が見送られ、番組が差し替えになったとのことです。

この件が原因で放送終了に至ったという報道もあり、場合によっては大悟さんが怒ったと報じている社もありますが、その辺については現時点では確証がつかめません。ただ、各社が番組終了を報じていること、特にサンスポ(サンケイスポーツ)というフジテレビの系列会社も報じていることから、おそらくそうだろうと思われます。

問題は「松本人志さんを許すか、許さないか」ではない

先日お話ししたときに、BS朝日で放送されていた、田原総一朗氏の「激論!クロスファイア」という番組が終了した件についても触れました。高市早苗総理に対して「死んだらいい」と発言した野党議員について問題視されたわけですが、これと似たところがあるように私が感じています。

この問題については、「松本人志さんを許すか。許さないか」というところとはまた少し違う視点で論じるべきだと思います。

この番組の番宣が、差し替え前に流れていた映像に大悟さんが松本人志さんに似た格好をしているシーンがあったことも気になります。これが放送される前提で進められていたということです。

いまフジテレビに求められているのは「上層部と現場の一貫性」だ

それが上層部の判断によって放送直前に取り消された場合、現場の判断と上層部の判断が一致していないという状況を意味します。それがゴールデンのバラエティー番組で行われているということが、どういう意味を持つのかという点も考える必要があります。

今年に入って特に中居正広さんの事案を受けて、フジテレビのコンプライアンスが問われてきました。その中で最も重要視されたのは、内部の風通しの良さです。制作部門が、上層部に対して意見を言いやすくするための環境作りや再発防止策を、フジテレビ側が講じている段階です。これも清水賢治社長が就任以降、一丸となって進められたわけです。

会社がまとまって、役員側も一致した感覚のもとで番組制作を行うことが重要です。それを宣言することによって、社外からの信頼を取り戻すことが期待されます。最近、フジテレビを観ていてもスポンサーが戻ってきている動きが見受けられますが、これは再発防止策が提示され、それを実行する意志を示したからだと考えられます。

「認識のズレ」があれば、整合性は当然問われる

しかしながら、今回の松本さんの件は、現場の制作判断があったにも関わらず、後々それを覆すということが、社内のコンプライアンスや責任の所在についての問題を引き起こすことになります。

もし現場が暴走していたとしたら、それを事前に防がなければならないわけです。現場のトップも交代している中、フジテレビが示した新しい企業像が覆る形になってしまいました。

そのため、なんでも現場の判断を追認する必要はないですが、現場がその方針で進んでいたら、なるべく上層部もそれを認める形でなければなりません。それをしなかったことの整合性は、必ず問われることになります。

場合によっては、テレビ局側でしか知り得ない情報もあるかもしれませんが、視聴者にとっては公表されていない情報を推測することはできません。

「後出しジャンケン」のような対応はどうなのか

フジテレビが変わろうとしているのに、実際には変わっていないのではないかという疑念が一番の問題だと思います。松本さんの扱いについては、社内に一貫した考えがあるのならまだ納得できますが、後出しじゃんけんのように対応を変えるのは問題です。そうしたご都合主義的な対応が問われることになります。

このように、私は「松本さんを取り上げたことが、今の時代にどうなのか」という議論とは少し異なる次元の問題として、組織体制やビジネスとしての対応に関心を持っています。松本さんのファンは非常に多いですし、明後日には「DOWNTOWN +(ダウンタウンプラス)」が配信開始されます。

「松本さんの扱い方」は、また別の問題

そうした期待感の中で、こうした対応を行うと、ファンを中心に「松本人志を扱うことが許されない存在なのか」という批判が生じやすくなりますが、それとは別の問題も同時に進行しています。

松本さんの復帰についてはいろいろな議論が出るでしょうし、明後日の生配信で何を話すかによって、世間の受け止めも変わるでしょう。

このような背景を踏まえ、「酒のツマミになる話」終了の報道を受けて、私が考えたことをお話しさせていただきました。それでは、また次回お会いしましょう。

(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
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