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宮城県知事選で考える「オールドメディアという既得権益」って、結局何なのか論

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ブログ本文を元に、DALL-E3にて生成

2025年10月27日月曜日、のらニュースです。

元参院議員の和田政宗氏が現職と僅差に

きのう投開票された宮城県知事選挙の結果が注目されています。現職の村井嘉浩知事が34万票ちょっとで、次点の和田政宗さんが32万4000票いくつということで、かなりの僅差でした。この結果は何が良かったのか、何が悪かったのかを考えるのが難しいところです。

今回、現職の村井さんに対し、元々は自民党の国会議員だった和田さんが無所属で出馬し、そこに参政党が支援した形だったと思います。

ネット上では、誹謗中傷も流れたと聞いています。ここ1年半の流れを考えると、東京都知事選挙、兵庫県知事選挙、参院選と続き、今回の宮城県知事選挙においても、いわゆる「既得権益を持つオールドメディアを敵視し、対立構図で自分たちの正当性を主張する政治勢力」が支持を集めてきたのではないかと感じています。そして、それが今回の僅差にも影響しているのではないかとも思います。

保守分裂どころか…

一方で、現職の村井さんも今回6期目を迎えました。さすがに長すぎるのではないかという意見もあります。自民党は高市早苗首相を含め、村井さんを支援していましたが、高市支持者の中には和田さんを支持する方々も多かったようです。

その結果、保守の分裂どころか、「ネトウヨ」も分裂しかねない状況になっていると感じます。本来、野党系の候補者が割って入ることができていれば良かったのですが、ほぼ一騎打ちとなり、存在感を示せなかったことは少し残念です。

特に、立憲民主党は、安住淳幹事長の本拠地が宮城県であるにも関わらず、存在感を示せなかったのは問題です。また、国民民主党の支持者の多くは、和田さんに投票したということもあったようですので、その点も注目です。

やはり村井知事は長過ぎではないか、とは思う

もし天気が良く、投票率が高まっていれば、10代から30代の支持が多い和田さんが逆転していた可能性もあると指摘されています。今回の結果は色々と考えさせられるものとなりました。

理想を言うと、村井さんのように長く続けている方が新たな候補を立てるべきだと思いますが、自民党と立憲民主党が相乗りするのは好ましくありません。何か妥協しつつも、過激ではない形で政策を実現できれば良いと考えています。

宮城県知事選挙において、参政党は独自の候補を立てると発表していましたが、最終的には和田さんに一本化され支援されることになりました。この一本化がなければ、圧倒的に村井さんが有利だった可能性もあったと思います。そのため、時代の流れをしっかり読まなければならないと感じています。

「誰がなるか」より重要なのは「誰が支えるか」だ

私のような弱小コラムニストの意見が影響を持つわけではないですが、今の時代において民意とは何かを考える必要があります。僅差での結果であれば、県民の半分近くはその路線を支持している可能性がありますが、改めて現職の多選批判や6期目の長さについても考える必要があります。

元々、和田さんはみんなの党から次世代の党を経て、現在は無所属になっています。この支持の流れがどれほど政策や主義主張を見ているのか、また周囲にいる人たちの影響がどれだけあるかが大事だと思います。私自身、高市さんが党の総裁になったことに対しての意見よりも、支持者たちのネット上での行動について常に批判してきました。統制されないトップにも責任があると考えています。

誰がなるかよりも、誰が支えるかが重要です。小泉進次郎さんの総裁選においても、周囲が固まりすぎた結果だと思います。先日、ある選挙プランナーの事務所から出された文面の件もあり、その周りの統制や支え方が重要だと感じています。

目先の「批判」や「公約」に流されるな

政治は一人ではできませんし、選挙も一人で受かるものではありません。私も選挙に出た際、私一人の力で勝利しようと考えた結果、落選しました。支える人たちがどう関わっていくかが重要なのです。

このように、支持者や支援者の行動がその人の評価に大きく影響します。また、過去の経歴や主義主張の一貫性を確認する必要があります。目先の多選批判や公約が二転三転することについても注意が必要です。

表面的なものばかりを見すぎてしまうこと、背景に流れているものに目を向けないことが、私たちの今後の深刻化に繋がるかもしれません。そうなると、私のような表現者は生きづらくなり、身の危険を感じることも増えるかもしれません。

多数決の民主主義、とはいえ「負けた側」の思いも勝者には託される

最近、東洋経済オンラインで小野田紀美経済安保大臣がSNSで注目されている理由を紹介した記事を書きました。その際、Xユーザーのブロックについて触れたところ、攻撃的な記事だというコメントが届きました。文章をしっかり読んで欲しいと感じましたが、それでも表層的に物事を見ちゃう人が多いのが心配です。

「俺たちの大臣」「国民を片っ端からブロック」 一般にはマイナー?な初入閣の小野田紀美大臣(42歳)が《SNSではすでに大人気》のワケ
憲政史上初の「女性首相」となった高市早苗政権が発足した。いわゆる「ガラスの天井」を打ち破る存在だとして話題の中で、初入閣した小野田紀美参院議員への注目がジワジワと集まりつつある。実は小野田氏は、すで…

彼らは義感があるからこそ、自分の主張が正しいという前提で相手の意見を聞こうとしない、あるいは押し付けてしまうことが、民主主義の根幹を揺るがすのではないでしょうか。その辺も含めて、宮城県知事選挙が僅差だったことで、村井さん側も負けた側も思いを背負っていかなければならないという事実は変わりません。

勝ち負けではなく、51対49であるなら、51の側は49の意見も背負って運営していかなければなりません。民主主義はそうした意味でも、やはり重要だと思います。どちらが大多数なのかをしっかり考えなければなりませんし、今後の運営においても自民党を支持せざるを得ないという思いもあります。客観的な判断と主観の関係について、様々な議論が必要です。お話が長くなりましたが、そろそろお時間です。では、次回お会いしましょう。

(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
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