(以下はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
2025年5月20日木曜日、のらニュースでございます。
スキャンダルは「本人の誠実な対応」が大事
まず最初に宣伝とご報告でございますが、昨日の午後、私が書いたコラムが東洋経済オンラインに掲載されました。
大河ドラマとオールナイトニッポンX(クロス)を降板した永野芽郁さんに関する記事です。
このところ3週間ほど、この話題はかなり注目されていますが、本人は未だに不倫を否定しています。否定している以上は、関係するスポンサーさんも含めてなかなか動きづらい状況です。
しかし、相次ぐ文春砲を踏まえて何か手を打たなければいけません。各社はどうしたらよいか判断を迫られているのではないかという話をしています。
今回の大河ドラマとオールナイトニッポンについても、事務所側から降板の申し出があったそうです。
仮に本人が「不倫はしていないが活動を続けたい」と望んでいても、事務所側がブレーキをかけざるを得ない状況だと判断したのではないでしょうか。
そうなると、本人が否定を続けても、活動状況は悪化していく一方でしょう。コラムではそのような内容を書いております。
やはり必要なのは、本人の口からなるべく早く誠実な対応をすること。その観点からこの記事を書きました。若干読まれているようです。
炎上ウォッチング界隈がレッドオーシャンになりつつある件
私が独立してライター・コラムニストとして書き始めてから、もうすぐ3年になりますが、その間にインターネットの炎上が経済活動に影響を与えていることが明らかになってきました。
それに比例して、炎上ウォッチングのような立場の書き手が増えています。業界が活性化するのでこれは良い側面もあると思いますが、自分の食いぶちから見ると複雑です。
世の中は権威を求める傾向があります。私はインターネットニュースの世界に約10年おり、一時はニュースサイトの編集長を務めるなどの経験があります。業界ではそれなりに理解されていると思います。
しかし社会的に評価されるには、本を出したり、大学の教授などの肩書きが必要なことが多いです。私はそのどちらもないため、ただの「どこの馬の骨かわからない者」より、大学教授の話を聞きたいと思われがちなのだと感じます。
とはいえ、さまざまな角度から話していただけるのはありがたいと思います。私はネットメディアの編集という立場から、ユーザーがどのような感情を持ち、どの傾向で炎上しやすいか、SNSの視点で語っています。
謝罪や不祥事の対応に関しては、企業倫理や芸能関係の文脈で語る方も多く、その方が一般受けしやすいのかもしれません。
そのため、いかに差別化を図っていくかが、今後の仕事の方向性を考える上で非常に重要だと感じています。
インターネットニュースには各サイトごとのランキングがあり、競争原理が強く働いています。この現実の中で、さまざまな工夫をして生き残りを図らなければならないと思う今日この頃です。
江藤農水相の「コメを買ったことない」発言
さて、別のニュースをご紹介します。ここ数日話題になっている江藤農林水産大臣の発言についてです。彼は「コメを買ったことがない」と発言しました。
おとといの5月18日、私の誕生日でもありますが、佐賀で行われた自民党の会合で講演し、「支援者がコメをくれるから自分は買ったことがない」と発言したと報じられています。
この発言は、米が高く手に入りにくいと多くの人が感じている中で、大変問題視されています。
石破総理大臣も昨日、任命権者として謝罪の言葉を述べ、江藤氏を官邸で注意しました。しかし、この問題はおそらく後に尾を引くでしょう。
直近では都議選や参院選にも影響が出る可能性があり、今国会で重要な決定がなされるタイミングにも関わってくるため憂慮しています。
一人の発言だけに注目すると、本来取り上げるべき情報が見落とされてしまうのは残念です。野党側はこの問題を追及するでしょうが、もっと政策論議に注力すべきだと感じます。
最も問題なのはこの農林水産大臣本人であり、やはり辞任せざるを得ないのではないかと思います。辞めなければダメージは大きく、国会の空転も避けられません。早急に幕引きすべきでしょう。
本人が動く気がなければ、石破さんも公明党と相談して厳しい検討をしなければならないと思います。
ところで、公明党には「コメ助」という米のキャラクターがいます。コメ助は、この農林水産大臣の発言をどう見ているのでしょうか。
そんなことをふと思い浮かべた今日この頃です。
NFTが「過去の遺物」になる日も、いつか来る…?
今日は色々なニュースをざっとご紹介する回にいたします。
千葉市の千葉市動物公園がNFTを販売するそうです。
NFTとは何かという話ですが、英語の略称を忘れてしまいました(私が英語が苦手なためです)。
要するに、デジタル技術であるブロックチェーンを用いて証明書を発行するシステムで、今回の対象はゴリラなどの3Dデータです。ニシゴリラの「モンタ」やチーター、バク、ハシビロコウのデジタルデータが販売されると報じられています。
NFTはアートの分野で徐々に普及し始めています。デジタルのため劣化しないことが最大の特徴であり、ブロックチェーンの技術により誰が購入し所有しているか、また譲渡や転売履歴も記録されるのが大きなポイントです。
加えて偽物かどうかの判別も可能であり、デジタル技術ならではの利点ですが、一方で所有感や実物感が伝わりにくいのが課題です。その点をいかに満たしていくかが重要だと思います。
またデジタルの3Dデータは、いくら拡大しても劣化しないという特徴があります。例えば動画の画質は今後10年、あるいは20年前の技術とは比べものにならない4Kや8Kが現実になりましたが、3Dデータは比較的安定していると言えます。
映像なら将来世代が画質について疑問を持つかもしれませんが、3Dデータであれば拡大しても問題ない性質のものが多いのではないかと考えています。
時間もあまりありませんが、本来はもっと詳しくお話ししたいところです。
「ちいかわハッピーセット」が転売されまくっている
最後にもう一つ、マクドナルドが「ちいかわ」「マインクラフト」とコラボしたハッピーセットの販売を始めて、大量購入や転売で話題になっています。
これを聞いて私は最初に「ビックリマンチョコ」を思い出しました。私の世代より少し上の世代に馴染みがあるかと思います。
食べ物に何を思い出すかは人それぞれですが、食べ物と一緒におまけをつけて、そのおまけの方が価値を持つというのはどうなのかと考えてしまいます。
例えば、アイドルの握手券や投票券をCDに付けて、CDよりも投票券の方が重視されるような社会や経済はどうなのかという問題と重なります。
最近の状況を見て、少し複雑な思いを抱いている今日この頃です。また次回お会いしましょう。