仕事依頼・問い合わせフォーム

参院選の擁立ラッシュと、市販薬がコンビニ受け取り可能に

イメージ画像 のらニュース
ブログ本文を元に、DALL-E3にて生成
(以下はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)

2025年5月14日水曜日、のらニュースでございます。

「コメンテーターになる」かと思ったら…

さて、世の中を見てみますと、選挙がだいぶ近づいているなという印象があります。

あと1ヶ月後には都議会議員選挙があり、その後には参議院議員選挙が控えております。

少しずつ各党の動きが積極的になり始め、今日は比例代表の公認候補がいくつか発表されました。

維新が音喜多駿・前政調会長を擁立へ 参院選東京選挙区 | 毎日新聞
日本維新の会は夏の参院選東京選挙区(改選数6)に、元職の音喜多駿前政調会長を擁立する調整に入った。複数の党幹部が14日、明らかにした。  音喜多氏は東京都議を経て、2019年参院選東京選挙区で初当選した。衆院へのくら替えを目指し、24年衆院...

維新は東京選挙区に音喜多駿さんを擁立すると(※これは発表ではなく報道ベース)。音喜多さんは先日の衆議院選挙で東京1区、すなわち東京の中心地で出馬しましたが、最終的に落選しました。そのため一旦政界から離れていたのですが、今回再び政治の世界に戻ろうとしている形です。

音喜多さんはフランクな印象の方で、テレビのコメンテーターとして定着しそうなイメージだったのですが、改めて選挙に挑戦するとのことです。

次に国民民主党ですが、比例代表で4人の公認が発表されました。1人目は薬師寺道代さんです。この方は元参議院議員で、もともと「みんなの党」から自民党に移った経歴があります。今回、国民民主党からの立候補となります。

薬師寺道代 - Wikipedia

次に元日本維新の会の足立康史さん。維新の衆議院議員でしたが、前回の衆議院選挙で維新が別の候補に公認を出したため、足立さんは公認を得られませんでした。無所属で戦うことも可能でしたが、本人は出馬せず政界引退を表明していました。

足立康史 - Wikipedia

しかし今月に入って国民民主党から立候補するのではないかという噂があり、最初は大阪選挙区から出ると言われていましたが、最終的には比例代表での出馬となりました。

「知名度ある候補」で票の上積みか

あとは山尾(菅野)志桜里さんも出るそうです。民主党・民進党・旧立憲民主党を経た元衆議院議員で、民進党の幹事長に内定した過去もあります。弁護士で、幼い頃にミュージカル「アニー」で歌っていたという経歴でも知られていますね。

菅野志桜里 - Wikipedia

いろいろなスキャンダルがあり一度政界を引退しましたが、今回改めて国民民主党から出馬するということです。

もう一人は元格闘家の須藤元気さん。参議院議員でしたが、比例代表で立候補する予定です。

須藤元気 - Wikipedia

旧立憲民主党から2019年に当選しましたが、れいわ新選組の山本太郎代表を応援するなどして、立憲を離れ、無所属で活動していました。昨年の東京15区の衆議院選挙も補欠選挙と本選挙に出馬しましたが落選しています。

今回の国民民主党の比例代表には有名な方々がそろっており、参議院比例代表は全国区で、一人一人の名前を書くこともできるため、知名度の高い候補者を立てることで票の上積みを狙う狙いがあるのは理解できます。

確認書に描かれた「科学的な根拠と事実に基づく〜」

国民民主党は意欲的なムードで、今回の議席数をどれくらい伸ばせるか、著名人の参加がどのような影響を与えるか注目されます。

須藤元気さんは新型コロナのワクチンに対して批判的な発言もありましたが、国民民主党では候補者に「確認書」の提出を求めており、その中には「科学的な根拠と事実に基づく」といった文言が含まれています。

その直後に「原子力発電の必要性を認め」といった記述があり、これは電力総連との関係からのものでしょう。

この「科学的」という言葉が医療分野の話にかかる場合、不適切な発言は許されず、もし違反があれば辞職要求もあり得るでしょう。一方で、過去の発言を弁解する際には、なぜ意見を変えたのかの説明も必要となります。その点も含めて今後の動向を注視すべきです。

(※ブログ掲載後に以下のX投稿がされたので、追記します。)

コンビニで薬を受け取れるように!

続いて、参議院の話題です。本日、改正医薬品医療機器法が成立し、参議院本会議で可決されました。いわゆる「薬機法」の改正です。

これにより、市販薬の受け取り方法が新たに拡大される見込みです。

市販薬受け取り、コンビニで可能に 改正医薬品医療機器法が成立:時事ドットコム
一般用医薬品(市販薬)を薬剤師がいないコンビニなどで受け取り可能とする改正医薬品医療機器法が、14日の参院本会議で可決、成立した。事前にオンラインで薬剤師らの説明を受けることが条件。

具体的には一般用医薬品を薬剤師がいないコンビニなどで受け取れるようになります。ただし、事前にオンラインで薬剤師から説明を受けることが条件となっています。

このように、薬の説明は現在も薬局で対面で行われていますが、場合によっては登録販売者の説明で済むこともあります。

薬局での説明で薬剤師が不在のこともあり、「ピンポーン」と呼び出しをしている間に待ち列が長くなることはよくある話です。

今回の改正により、薬局に行かなくても、オンライン上で薬剤師とやり取りした上で、薬の受け取りはコンビニなどでできるようになります。

これにより、理容室や小規模事業所などで薬局が少ないけれどコンビニがある地域でも活用が期待されます。改正法は2027年春頃までに施行される予定で、今から約2年以内には実施されることになります。

時事通信の記事によれば、2023年2月時点で市販薬を扱うコンビニは全国で約5万7000店のうち0.7%にとどまっています。

将来的には自動販売機などでも受け取りが可能になる予定で、街中のロッカーや宅配ロッカーのような仕組みで受け取ることができるようになる見込みです。

でも、店員の負担は増えないかな……心配

コンビニ受け取りが一番わかりやすいため報道では強調されていますが、コンビニ側の負担は大きくなる可能性があります。

宅配便として届いた荷物と同様の扱いであれば負担は少ないと思いますが、例えば「薬剤師の説明を受けた本人かどうか」の確認作業が必要になれば、コンビニの負担は増えるからです。

私の友人がコンビニ勤務なので、その辺のお話も聞いてみたいと思います。

ただ、利用者の視点から見ると、コンビニで市販薬が受け取れるのは大きなメリットです。

特に中山間地域や過疎地で、薬局がないけれどコンビニはあるという場所では、受け取りやすくなるのは非常に良いことだと思います。

ですので、なるべく人手を煩わせず、より効率的な仕組みができればいいなと感じています。

「入手を容易に」という動きでは、緊急避妊薬に関する話題もありますので、そちらは改めてお話ししたいと思います。

それではまた次回です。

モバイルバージョンを終了
タイトルとURLをコピーしました