改めまして、杉並区議会議員候補、きどゆずるです！
選挙が告示されたのは、4月16日の日曜日なんですが、ブログをまったく更新しないまま、選挙戦5日目に突入してしまいました。
なるべく周囲には言わずに、準備を進めてきたので、友人からは「本当に出たんだ」「冗談だと思った」「選挙カーのウグイスやりたい」などと、驚きまじりのご連絡をいただいております。ちなみに今回、きどゆずる陣営は、選挙カーを走らせておりません。
金銭面については、区から助成が出る「公費負担」の制度を使えるのですが、なにぶん候補者みずから「1人選対」を兼ねている現状なので、レンタカーを契約して、運転手を探して、走行ルートを決めて……といったところまで、ひとりじゃ手が回らなくなるだろう、との判断から、そもそも選挙カーは考えていませんでした。（もちろん静音性の観点もありますが、リアルはこんな所です）
同じく公費負担の対象になるのが、選挙ポスターとビラ。今回はポスターについて、ご紹介しましょう。16日の告示日に、杉並区役所で立候補届出を行うワケですが、その際にくじ引きで届出番号が決まり、その順番で手続きが進められます。私は仮受付順では51番でしたが、くじで引いたのは「16番」。これが後ほど、ポスター掲示場で「きどゆずる」のポスターを貼る区画の番号となります。
手続きが済み、区役所前（青梅街道側）の掲示板を見ると——。「16番が右上だ！」。一番目立つポジションに、きどゆずる陣営の区画があったのでした。当初、初日は「選挙活動できる唯一の日曜日」なこともあり、各地で街頭演説をする計画でした。でも、この光景を見た瞬間、「ポスター貼りを優先させよう」と方針転換したのでした。
ちなみに、区役所前では右上でしたが、掲示板は採番ごとに8パターンあります。その理由や経緯については、毎日新聞や読売新聞の記事が参考になります。
●鮮やかな枠線、順不同に掲載…選挙ポスター掲示板、各選管が工夫
●吹田や杉並、選挙ポスター掲示板「届け出順」やめました…同一党派の連番狙いに「待った」 : 読売新聞
杉並区内のポスター掲示場は529カ所。大きめの政党であれば、その組織力を利用してボランティアをフル動員できますが、私のようなポッと出の候補者には、なかなか難しい。ポスター貼りの代行業者に頼む方法もありますが、公費負担ではないため、数十万円の自腹を切ることになります。「お金をかけず、あなたでも再現できる選挙戦」を目指す私としては、どうしてもそこへ割く気にはなれませんでした。
当初は「まぁ、最終日までに貼れたらいいか」くらいの気持ちだったのですが、周りに呼びかけたところ、高校時代の友人や仕事仲間を中心に、最終的には11組のボランティアさんに、ご協力いただくことができました。なかには、人手不足とのツイートを見て「やらずに後悔したくない」と、ご連絡をいただいた方も。すぐにお話しさせていただき、初対面なのに2時間近く、語り込んでしまいました。
地元の友人は、お子さん連れでポスターを取りに来てくれました。公職選挙法の定めによって、未成年（18歳未満）は選挙運動できませんが、「ポスター貼りなどの単純労務」は可能です。「○○ちゃんが貼ってもイイからね」と言い添えて、一式を入れた紙袋を渡しました。主権者教育ぅ！
初日のポスター貼りは、ゲリラ豪雨に悩まされながらも、8割（約400枚）が完了。翌日は120枚程度を貼り、3日目には一度見つけられなかった掲示場を再訪し、ついに529枚すべて貼ることができました。
特筆すべきは、今回携わったほとんどが、ポスター貼りどころか、選挙ボランティアすら初めてだったこと。私自身も、人生初のポスター貼りでした。もちろんノウハウもなく、実地でコツをつかんでいくスタイル。それでも2日で99％貼り終えられたのは、私ふくめて、みなさん土地勘があるからです。改めまして、本当にありがとうございました！
私も、初日は自転車、2日目は友人の運転で、あわせて100枚以上のポスターを貼りました。これだけ区内各地を駆け回った候補者、おそらく居ないと思います。
「34歳」と聞くと、社会人としては中堅です。いちおう私も、ありがたいことに「編集長」や「部長」などのポジションにつけさせてもらいました。でも、政治の世界では「下っ端」。区内を自転車で駆け回るくらいしてナンボなのかもしれません。
ポスター貼りについては、トラブルもふくめて、いろいろとエピソードがあるので、またの機会にお話ししますね。
それでは、最後に。投票用紙には、ひらがな5文字で「きどゆずる」を！
