2025年6月12日木曜日のニュースでございます。
国民民主、山尾氏の公認を取り消し
さて、昨日、山尾志桜里(菅野志桜里)さんが、国民民主党から今年の参院選に比例代表で立候補予定という形で会見を開いた件についてご紹介しましたが、それから一晩経って、昨日の夕方あたりでしょうか、国民民主党が山尾さんを公認しないことを決めたと報じられました。
おとといの会見があまり適切ではなかったという受け止めがあった模様です。
今、NHKの記事を読んでいますが、榛葉賀津也幹事長が記者団に対して、多くの人から、昨日の記者会見で山尾氏は疑問を払拭できなかったという意見が寄せられたと述べています。また、「おととい開いた全国幹事長会議では、すべての都道府県から公認を見送ってほしいという意見も出て」おり、そうした声を踏まえて決めたとのことです。

きのうの会見では、本人は当時と変わらず「不倫はしていない」という認識を改めて強調したわけなんですけれども、そこに対して、本当にそうなのかという疑問が残っていました。
相手とされる方のご家族についても様々に報じられていたため、その部分をしっかり伝えていく必要がありました。
会見ふくめて、どの部分を問題視した処分か。説明が足りていない
誠実さがどこまであるのかという点について会見で感じられなかったという印象が、今後の国民民主の方向性に影響を及ぼすかが注目です。
榛葉幹事長の発言を拝見すると、不倫疑惑だけではなく、あらゆる疑問を含めた総合的な判断がなされているのかなと思います。
会見で「秘書による」とした過去の不祥事の話も出ていますし、公認直後に山尾さんが女性天皇や女性天皇について発言した内容が、党の方針と異なるようなものであった点も疑問視されていました。
その辺がしっかり党の政策公約とすり合わせた上で立候補しているべきだという意見もありました。特に比例代表から出馬する場合、党の力で当選する部分があるため、その点の整合性が問われていました。しかし、そこについても払拭できていないという受け止めなのでしょうね。
比例代表は「党のパワー」が当選のカギ
今後、選挙において公認が取れなくても無所属でチャレンジする選択肢はありますが、比例代表である以上、どこかの政党に所属しなければならないということになりますので、今回の出馬はほぼないのが確実な状態になっているのではないかと思います。他の党がこの状態で擁立するかと言われると、難しいのではないでしょうか。
もともと衆院議員の時代には愛知が地盤でしたので、愛知県選挙区から立候補するなど、そうした活動を通して理解を深めてもらうしかないのかなとも思います。
今回の公認取り消しについて、山尾さんサイドからの発言が、今収録している時点では見られないため、今後どういった発言があるのかを見守りたいと思います。
“推しクレカ”声優の活動休止に思う、ケアの大切さ
続いての話題ですが、今回は、ここ数日のブログやポッドキャストを遡る形での話題が立て続けに起きましたのでご紹介したいと思います。
先日、応援クレカの件についてご紹介しました。ファンがクレジットカードを使うことで、通常だとポイントが貯まる仕組みになっていますが、そのポイントを“推し”の活動資金に活用できるというものです。
話題になっていたのは、声優の坂倉花(さかくら・さくら)さんのカードです。しかし所属事務所は6月10日、坂倉さんが極度の不安による体調不良が続いているため、「先日より極度の不安による体調不良が続いており、医師の診断により当面の間すべての活動を休止し、休養に専念させる」と発表しました。

原因については詳しく書かれていないようですが、タイミング的には、先日ご紹介したクレカを巡る話が影響を与えたのではないかと推測されます。
応援クレカのビジネスモデル自体は既に存在していますし、坂倉さんに限った話ではありません。なぜこの一人だけが叩かれたのかということも含めて、不可解に思う部分があるのです。
今回の事態にどう対処するかということも重要です。本人がこのアイデアを提案したとは考えづらい。おそらく多くの企業が関わっているはずですし、最終的な判断は本人だとしても、他の部分ですり合わせがうまく行かなかったことが問題ではないかと思います。
十分な休養を取り、今後の活動に支障がないように,安心して活動できるような体制が整うことを願っています。
「外来種」発言は、「過激」だとして削除
同じく声優さんの話題ですが、これはおとといご紹介した林原めぐみさんのブログの炎上騒動です。「日本ザリガニが外来種に喰われる」といった発言をしたことから、「排外主義ではないか」と注目されていました。
この件については、10日の段階で「外来種」という表現が削除されています。代わりに、追記された内容を紹介します。
※一部過激な表現とし削除
上記の様な方を例えるのに使ったのだけど
関係の無い方々を傷つけてしまいました。
学びます。(^^)教えてくれてありがとう
ここでにっこりマークをつけるのは少し不自然に思える部分もありますが、林原さんが言いたかったのは、日本を愛してくれている外国の方々は、批判の対象に含まれていないのではないかと思います。
あくまで、粗暴な態度をとる態度の人たちを「外来種」と表現し、日本をリスペクトしている方々は、そこに含まれないということだろうと思います。
炎上は「燃えさかったら、そこで終わり」ではない
かけ足で3つの話題を紹介しました。いずれも数日前のニュースですが、最近、ニュースの消費期限が非常に早くなっていると感じています。3つとも炎上の話題ですが、一度燃えさかった後、燃やした側はすぐに忘れてしまうのが現実です。坂倉さんの件では、一時の炎上が冷めても、当事者は一生背負うことになるかもしれません。
私も炎上ネタを紹介することで、炎上を助長する側であることは理解しています。だからこそ、今後どのような経過があるのかも、あわせて報じる必要があると思います。
「炎上した、以上」で終わりではなく、そこから何を学び、生活をどう変えるかを考えていかないと、同じことが繰り返されるだけで、いたちごっこになるという危機感を持っています。もっと発信者に優しい形になってほしいですね。
(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)