2025年10月28日火曜日、のらニュースでございます。
さて、いかがお過ごしでしょうか。なんかもうね、秋の夕暮れもつるべ落としだと言いますが、今通っているのは夕方ですけれども、だいぶ外も暗くなってきています。今日は別に雨は降っていないと思いますが、夕暮れが早くなってくる時期ですね。
もう今週末には11月になってしまいます。残すところあと2ヶ月と思うと、早いなと感じます。私はできる限りのことをして、働けるところを働いております。
トランプ来日!日米首脳会談の行方
さて、本日の話題ですが、昨日、アメリカのドナルド・トランプ大統領が来日しまして、今日の午前中に日米首脳会談が行われました。元々は日本を目指してきたわけではなく、アジア各国の要人と会うタイミングで日本を訪れているのです。高市早苗総理になってから初めての首脳会談ということもあり、安倍晋三元総理の後継者とされる高市総理がどのような手腕を発揮できるのか、注目されています。
その内容については、おそらくあれこれと報道されるでしょうし、今後の関税交渉に関してどのような進展があるのか、日本は関係がうまくいっていると見ているようですが、それが本当にそうなのかという点も含めて注視する必要があります。後から考え直すような可能性があるのがトランプ大統領ですので、その点がどうなるのかという不安もあります。
「トランプ氏をノーベル平和賞に推薦」との報道も
一部の報道には、高市総理がトランプ氏をノーベル平和賞に推薦するということも報じられていますが、これについてはちょっと難しい部分がありますよね。確かに各国の調停に関与している面もありますが、トランプ氏が引き起こしている様々な問題もゼロではありません。

例えば、日本からそういうことを言うのは、外国からの内政干渉にあたるかもしれませんが、ゼレンスキーさんがホワイトハウスに訪れた際にトランプ氏が怒った場面があったのも事実です。彼があえて声を荒げることも彼なりの手法の一部かもしれません。
しかし、それが本当に平和に繋がるのかという疑問も残ります。苦言を呈することが平和を守るためには必要だという理屈ももちろんあるわけですが、どう向き合っていくかが重要になるのではないかと思います。
東京でも野生のサルが話題になった
さて、最近の話題として考えたいのですが、ここ1年ほどの間で特に増えているのがクマの被害です。各地でクマに襲われていくつもご遺体として発見される事例があり、今まで山にいたのが当たり前だったのが、やがて市街地に出てきて人を襲うようなことが増えていると報道されています。
幸い、私が住んでいる東京都の23区内ではクマの被害は出ていませんが、これまでの被害が増えていくと、いずれ居住地域にも影響が出てくる可能性があると心配になります。
クマと同列に扱えるかはさておき、かつて東京都内で片手のない猿が目撃され、各地で捕獲の動きがあったものの、結局逃げてしまい、今もどこかの山にいるのかもしれません。
都市開発で変化した「人間との共生」
野生と人間の都市開発との共生というテーマは、ここ1、2年のことではなく、ずっと考えなければならないテーマだったはずです。バブル期やその以前の人口が増えた時期、また高度経済成長の過程でも問題にされてきたことです。
例えば、スタジオジブリ作品の「平成狸合戦ぽんぽこ」は、東京都多摩丘陵の開発が主題になっています。人間が再開発によって自然環境を削ることで、元々住んでいた動物たちが居場所を失い、アイデンティティを保つためにどこに行くかと考えると、限られた生態系の中で都市に出てくるのはやむを得ないことです。
現在、私の住んでいる地域ではクマの問題が喫緊の課題ではありませんが、いつ自分も危険にさらされるかもしれないということはしっかり考えなければなりません。「クマを殺すのはかわいそうだ」という意見がある一方で、それが自治体の対応をためらわせることもあります。
「猟友会が仕留めるのが当たり前だ」となっていないか
また、北海道では、地方議員が猟友会に対して高圧的な態度を取ったため、捕獲活動が進まなくなったという事例もあります。

駆除をすることに対して、「かわいそう」という意見もあれば、「駆除は当然」と考える人もいます。ただ、駆除を依頼する猟友会の方々は命がけで活動されており、ボランティア精神を持って取り組んでいるのです。今後、駆除活動の商業化が進む可能性もありますが、現時点では善意に基づく行動が多いからこそ、これまでの森林管理体制に対する意識が不足していたのかもしれません。
規則を変えづらいから、いかに「運用」を変えるかだ
最近では自衛隊に害獣の駆除をお願いする動きが出ていますが、国を守るための施策として、その動物へのアプローチはいかにするべきかを考えなければなりません。動物に対する脅威の扱い方は、また別の視点が必要です。クマ対策部隊が専門知識を持っているかどうかも大きな課題です。

今の状況は、「見知らぬ脅威に対する対策」の観点からも見過ごせません。国民の危機をどう救うかという点では、法律の解釈をどのように変えていくかが重要になります。運用を現状に合わせて適用していくことは技術的にも不可欠です。

理解が得られなくても「人命を守るための手段」が急務だ
山から降りてくるクマにどう対応するかというテーマは、実際には街へ下りてくる前に、山での駆除が優先されるべきだとも考えざるを得ません。
運用面では解決できる部分もあれば、難しい部分もありますが、これはもっと早く解決が求められる問題だと感じます。高度経済成長期から数十年前からの流れが現在に至り、動物たちが降りてきた際にどのように対応するかが重要です。優先的に対策を講じる必要があります。
そうした状況において、国民全体の理解を得ることは難しいかもしれませんが、人命を守るために強硬な手段を選ばなければならない段階に来ていると感じています。クマの話から制度について考えさせられる今日でした。それでは、また次回お会いしましょう。
(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
