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継続は力なりとは言うけれど… いまさら「20年選手」がブログ復帰する理由

あれこれ

どうも、こんにちは。きどゆずる(城戸譲)と申します。
大学卒業後にネットメディア運営企業へ入社し、約10年ほど勤めた後に、昨年秋に独立した新人フリーランスです。
いまは生まれ育った杉並区のために、できることがないかと、模索する日々でございます。

そんな私にとって、今年は「20周年」の節目です。
2003年春、レンタルサーバーにMovableType(ムーバブルタイプ)なる管理システムを入れて、初めてのブログをスタートさせたのでした。
なお、その時のブログは数年間続けたものの、社会に出るうえで「炎上リスク」を避けるために、あらゆる痕跡を消しております。

ネット好きの中学生は、まもなく三十路の折り返しを迎えます。
ありがたいことに、独立後もライティングで生計を立てられていますが、日に日に「自分の言葉で語りたい」との欲求が募ってくるんですね。

実は数年前に、noteでエッセイを始めようとしたのですが、多忙を理由に断念しました。
「1本だけ載せててもなー」と、いったん非公開にしたのですが、この機会に全文引用してみますね。

「夢精」の体験談を、数十人の前で開陳したことがある。

大学時代、作文の授業で「夢」がテーマに出され、明け方に感じる「実を結ばなかった命」へのレクイエムが、その日の優秀作になったのだ。恥ずかしさはあったが、書いたのは自分自身。開き直って、朗々と読み上げると、次第に承認欲求が満たされてきた。

あれから10年。ネットメディアに身を置いて久しいが、当時のようなワクワクがない。筆は速くなったし、知識も圧倒的に増えた。ありがたいことに、署名記事がヤフーのトップを飾ることも稀にある。でもモヤモヤは拭えない。贅沢は承知だ。

始まりは小学5年生の秋、友人宅でのネットラジオもどきだった。中学でブログに出会い、HTMLやCSSを身につける。レンタルサーバーにBasic認証をかけ、CGIの掲示板を置いて、後の「学校裏サイト」のような場を作ったこともあった。いま思うと、かなりアブナイ中学生だ。

生徒会に明け暮れた高校時代を経て、2年間「宅浪」と自称する実質ニートに。昼夜逆転の日々で、深夜ラジオに自作のコミックソングを送りつけ、なんどかスタジオ出演したこともあった。

経験の裏付けが欲しいと、大学ではメディアを専攻。そして、新卒でネットメディアへ。おかげさまで編集長も経験したし、いまもそれなりのポジションに置いてもらっている。振り返れば、いろんなジャンルを書いてきた。

ここ1年ほどは、とあるラジオ番組にもレギュラー出演していた。週1回・生出演でのニュース解説。願ってもない機会だったが、媒体を背負っていると思ったが最後、よそ行きのコメントばかりになっていた。この春でお役御免となり、編成上の都合と伝えられたが、原因は「生きた言葉」を出し切れなかった自分にあると思っている。

就活生のころ。後の上司に志望動機を聞かれて、「なにかインターネットで面白いことしたいです!」と胸を張った。漠然としてるのに、なぜか自信たっぷり。記者志望が多いなか、ヘンなやつに思われただろう。ふと思い出し、その「面白いこと」やらは出来たのか、と自問する。

「アラサー」の定義は数あれど、一般的には±3歳らしい。モラトリアムは心地良いが、そろそろどんな「三十路」を歩んでいくか、決断の日が迫る。

どれだけ時が経っても、アウトプットは怖い。仕事で日々「炎上」を扱ってるから、言葉の脅威は人並み以上にわかってるつもりだ。でも、必要以上に自分を縛っているのかもしれない。感情ある言葉を取り戻したい。

エッセイを始めよう。素直になるために。表現を楽しむために。

「アラサーから『三十路』への助走/自己紹介に代えて」2020年5月18日のnote投稿

あれから3年、いまだに「アラサー」を名乗っているワケですが、定義によっては「四捨五入ならOK」だそうなので、誕生日までのあと2か月ほどは、掲げ続けていこうと思っています。

このたび私は、そして新たなチャレンジを決意しました。それに合わせて、もっと「自分の言葉」で伝える必要があると感じて、この場を用意した次第です。

CMSと呼ばれるブログ管理システムも、中学時代から前職まで、20年使い続けていたMovableTypeではなく、もうひとつの代表格であるWordPress(ワードプレス)を用意しました。この機会に、はやりのリスキリング(学び直し)させていただきます。

新たな挑戦については、この場で少しずつお伝えしていきます。
しばらくは、慣らし運転が予想されますが、ごゆるりとお読みいただければ幸いです!

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