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大阪・関西万博の閉幕で思う「結局レガシーって何なのよ」論

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ブログ本文を元に、DALL-E3にて生成

2025年10月13日月曜日、のらニュースです。

きょうは「スポーツの日」

本日は「スポーツの日」ということで、昔の「体育の日」が10月10日だったのが「ハッピーマンデー」となって、今では「スポーツの日」に名称が変更されています。世の中では、3連休の最終日が近づいているタイミングですね。

私は例にもれず、毎日のように仕事があり、今日も明日締め切りの仕事がいくつかあるので、今から頑張らなければと思っています。そのモチベーションを保つために、晩酌用のものを買ってこようかななんて考えています。

「ミャクミャクおじさん」としての石破茂首相

本日の本題に早速移ります。今日、2025大阪・関西万博が閉幕します。先ほど午後に閉会式が行われ、石破茂首相が「ミャクミャク」に感謝状を手渡すという様子がありました。

私は元々石破さんが好きなので、少しひいき目があるのですが、特に「ミャクミャク」に関する話題では、彼がリラックスしているような様子が印象的でした。そのため、この絡みが今後なかなか見ることができないのは少しもったいないなと思います。

現在、自民党の混乱の影響で、総理大臣と自民党総裁が別々の状態、いわゆる「総総分離」の状態が一時的に続いています。しかし、結果的に閉会式まで石破さんが総理のままで良かったと思います。おそらく石破さん本人もそのことについては安心しているのではないかと思います。

1泊2日のワーケーションで参戦

さて、本日の話題はこの万博について総括する形で進めます。私が3週間ほど前に初めて大阪万博に行ったのですが、これが初めてかつ最後の訪問になりました。約1カ月前、チケットを取りたいと思った時に、全て予約で埋まったというニュースが流れました。その後、平日の午後のチケットを何とか手に入れました。

弾丸ツアーで、その日の朝に飛行機に乗り、移動中にも少し仕事をして、飛行機に乗った後も仕事をしていました。そして、入場待機列で大荷物検査の前でスマホを片手に仕事をしていました。会場に入ると、修学旅行などのための団体集合所が一般開放されている時間帯があり、そこでテレワークをすることができました。夜になっても、最後の数十分前まで残り、夢洲駅からホテルへ向かいました。退場ゲートを越えてからは、行きほど混雑した印象はありませんでした。

万博が残す「物理的なレガシー」

初めて会場を訪れてみて、感じたことはいろいろとあります。「楽しさ」があふれていたことが一番よかったですね。私は予約なしのパビリオンしか行けなかったので、目玉の展示は見れませんでしたが、それでも楽しめたのは世界から最新の文化や技術が集まっているからだと思います。

そこで大切なのは、そのように培ったものを今後どう継承していくかという「レガシー」の話です。大屋根リングでは、夜にドローンショーが行われ、私はリングの下の方からよく見えました。そのため、非常に見栄えが良かったのですが、大屋根リングすべてを残すことは難しいという話があります。

物理的なレガシーはもちろん大事ですが、1970年の大阪万博では太陽の塔が残っていたり、愛知万博では「メイとサツキの家」が最終的にジブリパークとして整備されたりしていきました。

「技術的なレガシー」もある

技術的なレガシーも重要です。具体的には、1970年万博では「人間洗濯機」が三洋電機によって展示され、今は「サイエンス」という、シャワーの泡で油性マジックが消えるCMで知られる会社が開発しています。民間で使える形を計画しているとの報道もあり、これも技術の向上につながると思います。

また、京都大学のiPS細胞による人工心臓についても展示されていました。これによって、技術の進歩が期待できるという点でも、これはレガシーであると言えます。

「負のレガシー」としてのチケット販売システム

一方で、負のレガシーについても考えなければなりません。具体的には、私はチケットの取得が非常に面倒だったと実感しました。求められる基準が高くなっているため、なりすましや転売を防止するために厳格なシステムが作られた結果、動きが鈍くなる一因となっているのではないかと思います。

予約なしのパビリオンもあれば、予約が必要なパビリオンもありますが、各パビリオンの動線や所要時間に合わせたシステムにはなっておらず、開幕後に改善が必要だと指摘され続けている部分もあります。

さらに、万博の性質上、通期パスという形式があり、半年の会期中ずっと定額料金で入れるパスがあります。そのため、通期パスを持つ方と一般チケットの持ち主が同じ土俵で戦わざるを得ない状態になるのは、システムを大混雑させる要因となっていたはずです。その点においても、予想されていた混雑を考慮して、適切な対策を講じる必要がありました。

「コロナワクチン予約」のレガシーを生かせなかったのか

これで思い出したのが、コロナワクチンの予約システムです。医院の場合は職域接種や自治体ごとの接種が主流だったと思いますが、東京都や国の自衛隊による接種システムもありました。

万博のチケット予約にも、このコロナワクチンの予約システムが活用されているのではないかと思いましたが、当時得られた教訓を、今回のような大規模イベントで活用できていなかったのは残念。コロナ禍の5年間で状況が変わる中で、その教訓を生かさないのは協会やその下請けの不手際であると感じます。

事前に想定できたことについては、過去の教訓を生かしていくことが求められます。物理的なレガシーだけではなく、技術的、精神的、システムのフローとしての遺産も継承することが大事だと思います。

オリンピックも万博も終わり、しばらくはこの規模の国際イベントが日本中の注目を集めることはなさそうですが、2年後には横浜で花博が行われます。その際に、今回の教訓がどのように生かされるかも重要なポイントです。

また、夢洲に開発されるIR(カジノなどの統合型リゾート)についても、交通アクセスの面で公共交通に迷惑をかけない方法を検討することが必要です。これからもその点をしっかりと検証し、次に繋げることが大事だと思います。それでは、また次回お会いしましょう。

(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
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