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「山口脱退会見が高評価だっただけに…」 説明なきTOKIO解散で「国分騒動への誠実さ」が問われる必然

イメージ画像 のらニュース
ブログ本文を元に、DALL-E3にて生成

2025年6月26日木曜日、のらニュースでございます。

「応援いただくことは難しいと判断」

さて、ここ数日同じような話題ばかり扱っていますが、今日もこの話題に触れなければなりませんね。

昨日、TOKIOが解散しました。国分太一さんがコンプライアンス違反により無期限の活動休止を発表していましたが、それに加えて、城島茂さん、松岡昌宏さん、国分さんの3人で活動していましたTOKIOの解散が決定しました。

株式会社TOKIO
株式会社TOKIOオフィシャルサイト。

報道によれば、2日前に決まったようです。「このたびメンバーでお互いの意思を確認し合い、このような状態になった以上、グループ『TOKIO』として活動して皆様から再び信頼をいただき、応援いただくことは難しいと判断したため、ここでグループとしての活動に区切りをつけることといたしました」としています。

1994年にCDデビューとのこと。昨日ご紹介した「ロンドンブーツ1号2号」もデビューが1994年であり、どちらも31年間の歴史に幕を閉じることになりますね。2組を見ると、平成から令和にかけて、一つの時代が終わると感じます。本当に新たな時代に入っているのだと実感します。

「コンプライアンス違反」の詳細は、いまだ不明のまま

謝罪文としては、ファンや関係者、メディア、スポンサー企業、そして「私たちの活動を温かく受け入れていただいた福島県をはじめとした地域の皆様には突然のご報告となってしまいました」としています。

TOKIOは元々、バンドかつアイドルグループでした。山口達也さんが不祥事により脱退し、その後、長瀬智也さんが芸能界を引退したことに伴い、バンドから会社形態になり、今はSTARTO ENTERTAINMENTとマネジメント契約を結びつつ、株式会社TOKIOに属しています。しかし、各社報道によりますと、この会社も廃業する方針が伝えられています。

このように突然の幕切れになることは、おそらく本人たちも予想していなかったのではないかと思います。

国分さんの「コンプライアンス違反」が何だったのか。報道ベースではこれではないかという形で、ここ数日報じられています。しかし、最終的に本人もその代理人からも、何も発信されていない現状があります。このため、今後に向けて、あらゆる判断をしにくい状況です。

事案の詳細もどこまで伝えられているのかは不明ですが、社長である城島さん、副社長の松岡さんには、すべての事実が伝わっているかもしれませんね。だからこそ、これはグループ継続に適さないと判断したのでしょう。

国分さんが発表する「窓口」の消滅を意味する

とはいえ、ここまで広がった以上、何かしらの発表は必要だと思います。TOKIOが解散した以上、グループとしての「TOKIO」はなくなります。「株式会社TOKIO」の機能も、基本的に無くなることになります。

STARTOがどうなるのかも気になるところです。現在、STARTOからは「当社とグループエージェント契約を締結しているTOKIOが、本日付で解散すると申し入れがありましたことをご報告いたします」との発表があるだけです。

株式会社STARTO ENTERTAINMENT
株式会社STARTO ENTERTAINMENTの公式ウェブサイトです。お知らせや企業情報を掲載しています。

今後、国分さんが何かを発信する際、どこが窓口になるかが見えていません。株式会社TOKIOが無くなれば、城島さんと松岡さんは、引き続きSTARTOが窓口になるか、個人事務所を立ち上げる可能性もあります。

しかし、活動休止中の国分さんについては、今後情報がどこから発信されるのかが宙ぶらりんになっている印象があります。

山口さんの復帰は「あの会見」があったからだ

仮に本人が発信しようとしても、国分さんはSNSを持っているので、そこで発信することは形式上可能です。ただ、大々的なメッセージとなると、個人でできることは限られています。おそらく、弁護士がついているので、そことのやり取りになるのでしょう。

山口達也さんはアルコール依存症を乗り越え、各地で講演しています。最終的にTOKIOからは抜けざるを得ず、そのまま解散という形になりましたが、いまだ表舞台には立っています。復帰できた理由としては、報道初期の段階で、自ら会見を開き、思いや経緯を説明したことが大きいと思います。

残ったメンバーも会見を開き、山口さんを批判しつつ、「残された者たちの責任」について誠実に話していたのが印象に残ります。

TOKIO謝罪会見が、閉鎖的な芸能界に風穴をあけた

当時、旧ジャニーズ事務所は情報を表に出すことが少なかったため、インターネットメディアとの関係もあまり開かれたものではありませんでした。特に、雑誌の表紙で顔写真が白抜きや黒塗りになっていたのは象徴的です。

ここ数年で大きく変わってきましたが、インターネットメディアも含めて門戸を開いたことに、2018年当時の私は、衝撃を受けました。それだけことが重大であったと意味するとともに、好意的に受け止められました。

この会見が、その後のジャニーズ事務所の情報公開路線にも、繋がったと思います。またTOKIOに対しては、「非常に誠実だ」と受け入れられた結果、信頼感が保たれたままになっています。

山口さんについては、その後しばらく芸能活動していませんでした。今も「タレント」というより「講師業」が近く、復帰の表現はやや異なりますが、会見できちんと説明した上で、距離を置いていたからこそ、表舞台に戻りやすくなっているのでしょう。

6年前の会見が「完璧」だったからこそ…今回のアラが目立つ

過去のやり方がうまくいったからこそ、今回の対応は残念です。あの会見での誠実さを知っていたのに、今回は何も説明がないまま解散に至ってしまったことは、視聴者としてギャップを感じてしかるべきでしょう。

あれだけ誠実だった方々が、なぜこのような形になってしまったのか。以前からの丁寧なイメージから、評価が高ければ高いほど、落差によるショックは大きいです。

失望が怒りに変わっていく可能性すらあります。今回の対応次第では、巻き込まれた側である城島さんと松岡さんも、今回の対応が良かったのかどうか、問われていくでしょう。

特に城島さんは社長なので、経営責任や任命責任、企業のコンプライアンス的な視点も考慮されるべきだと思います。そのため、何かしら適切な対応を早く取る必要があると思います。

それではまた次回お会いしましょう。

(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
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