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参院選も一段落したし…なんとなく「2年前に落ちた選挙」を振り返ってみた

イメージ画像 のらニュース
ブログ本文を元に、DALL-E3にて生成

2025年7月27日日曜日、のらニュースでございます。

政治に対して無関心ではいられないよね

さて、やはり土日というのはニュースがあまりない、世の中が動かないタイミングです。

週明けたらおそらく石破おろしの動きも加速するでしょうし、そこから先、どういう政権の枠組みでやっていくのかという話も出てくると思います。それに関して特別な情報はありませんが、今日のテーマは、最近思っていることをお話しできればいいかなと思っています。

これから先、政治がどうなるかはわかりませんが、政治に対して全く無関係で、無関心でいるわけにはいかないという思いがありますので、ちょっと昔話というか、思い出話をさせていただこうかなと思います。

69人中68人の大惨敗

2年前、2023年の4月に統一地方選が行われました。大体前半戦、後半戦と分けられて、前半戦では都道府県議会、後半戦は市区町村議会といった枠組みが多いです。戦後、全国的にその選挙の事務的な部分を楽にするために、同日に行うことになっていました。

しかし最終的に議会が解散したり、都道府県知事や市町村長が辞職するタイミングがずれてしまうこともあり、統一選ではなくなってはいるものの、選挙を行う自治体は結構多い状況です。

私が生まれ育った東京都杉並区も、区長選挙はずれていましたが、区議会議員選挙が2023年4月の統一地方選のタイミングで行われました。私もそこで出馬したのですが、大惨敗をしてしまいました。48人が当選する選挙で、69人が立候補した結果、私は68番目でした。

票数で言うと663票ということで、思ったよりはいただけたかなという感じではあるんですが、当選には2200〜2300票程度は最低でも必要ですので、全く及ばないというのが実情です。

ありがたいことに「供託金」は返ってきた

供託金没収点というものがあり、供託金は市区町村議会の場合は30万円なのですが、国政選挙や知事選では300万円。私の場合は30万円になります。

供託金が返還されるには一定の票数が必要で、全体の有権者数や当選者数によって決まります。杉並区議選の場合、供託金没収点が大体400票程度でしたので、600票を超えた私は30万円が返ってきます。

私はあまり多くの資金を使わなかったのですが、ポスターやビラ、選挙カーなどにかかるお金も、供託金返還ラインを越えると、一定額支払わなくて良いです。そのため、600票を超えたのは一つの成果だと思っています。

「事前の活動ほぼなし」で600票超えは快挙

そこから2年ちょっとが経ち、世の中は政治的にいろいろと変わっています。私は杉並区議選では「政策で判断してもらえる選挙にしていきたい」との思いで、公職選挙法に遵守することに忠実でありたいと考えていました。

ですので、告示がされる前に街頭に立ったりすることは一切しませんでしたし、ポスティングのビラを配ったりすることもありませんでした。

結果的に告示のタイミングでスタートしたため、名前が認知されなかったのはおそらくあると思います。ただ、それにしても600票以上取れたのはありがたいことだと思います。

事前に活動していても落選された方もいらっしゃるので、短期間の活動で名前が知れ渡ったことは良いことだなと考えています。

ぶっちゃけ、次の選挙どうするよ?

任期は4年で、次の選挙まで2年を切りました。早いもので、もう8月になってしまいます。1年8ヶ月後には次の選挙が行われることになります。

私は日々、ライターの仕事をしていて、コラムを書いたりしています。その立場からすると、政治的な中立性がメディアに求められるため、出馬の意思を表明すれば、お取引をしばらく中断されるわけです。

実際、2年前もそうだったのですが、数ヶ月間お仕事がない状態が続きました。そのため、収入がほぼゼロになり、非常に辛い思いをしました。

落選した衝撃だけでなく、金銭面に影響が出てきたことが重くのしかかりました。そのため現在に至るまで、「次」をどうするか全く考えていないのですが、その理由は「仕事がなくなってしまう」もどかしさがあるのですね。

2年間で「ネット選挙」は変わった

生活を全く度外視するなら、次の選挙に出たい気持ちはあります。前回と同様に、できればインターネットの時代に合わせた選挙をやりたい。ただ、資金力や技術力に不足があり、思うようにはいっていませんでした。

それから2年、2024年の東京都知事選や、最近行われた参議院議員選挙で「チームみらい」の安野たかひろさんがやっている方向性が、私が思い描いていたことに近い選挙戦であり、変化が始まっていると感じています。

技術×リテラシーで、成熟したネット社会を。いまこそ…

「チームみらい」との一番の違いは、私が技術者ではないこと。発信者として、技術そのものの進歩より「使う側のリテラシー」が重要だと思っています。

SNSには良い部分も怖い部分もある。誹謗中傷やデマに対して、技術的に対応するのは簡単ではありますが、受け手のリテラシー向上によって認識を変え、疑う心を持つ方向に世の中を持っていきたいと思っています。技術に身を任せるのではなく、個人の裁量に委ねるようにしたいのです。

(ブログ版加筆:なお、チームみらいは技術による規制を目指しているわけではなく、表現規制には慎重、むしろ反対する姿勢を示している印象を受けます。技術面に加えて、リテラシー側からもアプローチできれば、より成熟したネット社会になるという提言の意味を込めた表現でした。言葉足らずゆえに加筆をすることになり恐縮ですが、読者の皆様においてはこの点を誤読されないよう、よろしくお願いいたします。)

乗りかかった「地元の船」が沈んでいく。ただ見ているだけじゃツラい

地元に目を向けると、杉並区議の多くは、「ご自身の主張」が強いため、支持者の反応も過激になり、最終的に対立へとつながっています。これに個人的には憂慮しています。

今後、どういうタイミングでどのように行動すればよいのかはわかりませんが、自らが出るだけでなく、側面支援を通じても考えていきたいです。

杉並では、1年8ヶ月後にまた区議選が来ます。それを待たずとも、来年の6月には補欠選挙が行われます。

私が出るかどうかは別として、私の思いを託せるような人を探す努力をしていきたいです。やはり、乗りかかった船が沈んでいくのを見るのはつらい思いがありますので、何か良い方向に進んでいけることを願っています。それでは、また次回。

(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
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