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「初めてのガンダム」として、ジークアクスに挑んでみたけど、結局なんもわからなかった件

のらニュース

2025年6月27日金曜日、のらニュースでございます。

株主総会の季節ですね

さて、昨日はお昼にちょっと出かける用事がありました。

というのも、私が大学を卒業してから10年近く勤めていた会社がありまして、そこにほんの少しだけ株を持っているんです。で、その株主総会がありました。もちろん非上場企業なんですが、参加してきました。

その会社、私が新卒で入社した頃から通っていたオフィスが今回移転することになっていて、今回が最後の訪問ということで、なんとも感慨深い気持ちで足を運びました。

なんだかんだで、毎年1回、株主総会には出るようにしていて。私は現在、弱小の個人株主なんですが、総会に出席している社外の人間は私ひとりだけのような状況でして、毎年ポツンと出席しています。

自分自身も今は仕事をしていて、個人事業主として青色申告をしていますし、日々の経理処理も自分で行っています。そうすると、お金の見方がだいぶ変わってきましたね。経営的な視点を持つようになったというか。もちろん、それが良い面も悪い面もあるんですが、それは自分のことも含めてですけれども、今思えば独立してからのこの約3年間で、自分の見え方や感じ方が大きく変わったなと実感しています。

「初代から全部見なきゃ」というプレッシャー

ということで、今日のニュースをご紹介しようと思いますが、今日はちょっとニュースというより雑談寄りの話題にしたいと思います。

数日前にガンダムの最新シリーズ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』が完結しました。

この作品、放送期間中はインターネット上でかなり盛り上がっていて、放送自体は深夜でしたが、毎週のようにトレンド入りするほどの人気ぶりでした。放送期間は3か月でした。

で、最終回が放送されたということで……正直に言うと、私は今まで一度もガンダムシリーズをちゃんと観たことがないんです。

その理由を説明しますと、ガンダムってシリーズ全体として非常に長い歴史を持つ作品ですよね。そして考察が非常に深くなされていて、思い入れのあるファンの方も多い。そうなると、「全部観なければいけないんじゃないか」という謎の使命感のようなものが自分の中に湧いてきてしまって。

でも、その「全部観る」という行為がかなりの気力と体力を要するため、なかなか手を出せないまま距離を置いてきた、というのが正直なところです。

知識がある人には面白かったのでしょう

別に「嫌い」とかそういうことではまったくないんです。ただ、今回のジークアクスについては、折っておきたいなと思って、最終回を前に、まとめて配信されていたものを視聴して、ようやく追いつきました。

……が、やっぱり理解できませんでした。おそらく、これまでのガンダム作品をずっと追ってきた方にとっては、非常に面白い内容だったんだろうと思います。ネット上では「ここはこういうパロディなんじゃないか」といった考察も多く見られて、「なるほどなぁ」とは思ったんですが。

ただ、やっぱり最初に観る作品としては、ちょっと適さなかったのかもしれないな、という感想を持ちました。だからこそ、このタイミングで、いろいろな作品をちゃんと追いかけていこうと強く思った次第です。

背景ふくめて「味わう作品」には向いてないのかも

やっぱりね、インターネットで話題になっているものはなるべく追いたいし、自分の感覚もその時代の空気感に寄せていきたいと思っているんです。仕事上もそういうアンテナは大事ですし。

ただ、今回は申し訳ないのですが、正直ちょっと「置いていかれている感」「孤独感」を感じてしまいました。

ガンダムのように長い歴史があって、しかも各作品ごとに独自の世界観を持つシリーズだと、全体像を把握していないと楽しめないという前提がありますよね。『スター・ウォーズ』なんかも似たような構造で、私もあれ、たぶん1作品くらいしか観ていないと思います。

アニメに限らずドラマでもそうなんですが、私は「ストーリーさえ把握できれば良い」というタイプなんですね。とにかくストーリーを把握したらそれで満足、みたいなところがあって、物語を“味わう”というより“理解する”方が先に来てしまうタイプ。

なので、そういう深い味わいを楽しむような作品には、まだ向いていなかったのかな、今の自分には早かったのかなって感じています。

「ONE PIECE」や「ドラゴンボール」も追えない

長寿シリーズという点では、ガンダムに限らず『ONE PIECE(ワンピース)』や『ドラゴンボール』もそうですよね。

みんなよく観ていて、話題にのぼりますが、私はやっぱり最初から全部観ないと納得できないタイプで、「○○編があって、△△編があって…」というような話の区切りもちゃんと記憶していないと気持ち悪くなってしまうので、どうしても追いかけきれなくて。

逆に言えば、長い歴史がある作品でも、1話ごとに世界観や状況が大きく変わらないものだったら観やすいのかもしれないですね。

ワンピースやドラゴンボールとか、世代的には合った作品ですが、めちゃくちゃ長い話だから、ちょっと目を離すとどこまで観たか分からなくなってしまうというのもあります。

ジークアクスは「地元の特産品」

で、今回ジークアクスを観ようと思った理由なんですが、単に流行っていたからというのもありますが、もう少し地域的な背景があります。

私、東京・杉並区の出身でして、地図でいえば杉並の「左上」のエリアで生まれ育って30年以上になりますが、その地域でガンダムシリーズはずっと作られてきたんです。

ガンダムを生み出したアニメ制作会社サンライズ(現:バンダイナムコフィルムワークス)は、昔は上井草にありましたが、現在は荻窪に本社があります。ちなみにそのビル、昔はアメリカン・エキスプレスの日本本社があったところです。

そして今回のジークアクスに関しては、映像制作を担当したのが、庵野秀明監督の「スタジオカラー」なんですね。

……カラーに関してあまり詳しく話すと、自分の住んでいる場所が特定されかねないんですが(笑)、ほんとにもう、毎日前を通るくらいの近所にあるので、「これはもう観るしかないだろう」と思ったんです。いわば“地産地消”です。

杉並区ってアニメ制作会社が本当に多くて、ここに限らず、練馬区、世田谷区、武蔵野市、西東京市、中野区などもアニメ関連の会社や文化施設が多く集まっているエリアなんですよね。そういう意味でも、もっと知っていきたいという思いがあるんです。

ちなみに「エヴァ」は見てきた

だから、見逃してしまったのは決して「興味がない」とか「嫌いだから」じゃなくて。ハマったら絶対にハマる自信があるんです。

ちなみにそのカラーが手がけた『エヴァンゲリオン』シリーズについては、テレビシリーズから各種劇場版、新劇場版に至るまで一通り観ています。大学時代には映画館で、公開初日に観ることもありましたし。

だから、「何も知らずに通り過ぎてしまう」ってことは、私にとってありえないと思っていて。知る手段、入り口さえ間違えなければ、きっとハマれると信じています。

そういう意味では、ジークアクスから入るのはちょっとハードルが高かったなと。今後は、アニメ好きな友人たちに「どこから入るのが良いか」を改めて相談してみようかな、と思っています。

アニメもドラマも、一度追い始めるとキリがなくて。毎週の楽しみになる一方で、「途中で面倒くさくなる」こともあったりしますよね。

とはいえ、7月からはまた新しいドラマやアニメも始まりますし、追いかけられるものはしっかり追いかけていけたらいいなと思っています。……とはいえ、録りためるだけで結局観られないまま消費できない、ってこともあるかもしれませんが(笑)。

ということで、また次回お会いしましょう。

(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
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