2025年6月3日、火曜日、のらニュースでございます。
梅雨がはじまるよ
さて、皆さんいかがお過ごしでしょうかという感じでございますけれども。
東京地方は今日、かなり長い間雨が降るようでして、気持ちがどんよりしているなと感じております。
ですが、6月になれば梅雨の時期にもなりますから、大体7月の中旬、海の日を過ぎたあたりまでには梅雨明けするかしないかというところが、私の記憶ではそういう感じです。
ですから、あと1か月半ちょっと、雨の中どう過ごしていくかなという感じになりますね。
カビが生えないように、部屋の片付けや除湿をしなければと思いながら、どこから手をつけていいものやらという今日この頃でございます。
一部報道では「協会との確執」のウワサも
それではニュースをご紹介いたしましょう。日本相撲協会は6月1日、元横綱の白鵬関こと宮城野親方が退職すると発表しました。
昨日行われた協会の臨時理事会で退職の依願が報告され、認められたという形です。退職当日の9日には本人が記者会見を行う予定で、どのようなことが語られるのかは、まだ1週間先のことです。
週刊誌などの報道では、協会との確執があったのではないかといわれていますので、そのあたりに触れる会見になるのか、それとも大人の対応として行われるのか、気になるところでございます。
やはり白鵬関は、平成の横綱の一人として確実に位置づけられる方です。
歴代1位の記録を数多く残していますが、2022年の7月、もう3年前になりますか、親方として本人が所属していた宮城野部屋を継承しました。
しかし2024年2月、弟子の暴行事件が発覚しました。それに伴い親方である宮城野親方も協会から処分を受け、最終的に宮城野部屋は閉鎖となりました。そして昨年4月から伊勢ヶ濱部屋に転籍していました。
そこから1年経っても宮城野部屋からの報告がないことが、おそらく確執につながっているのではないかと噂されています。
その辺のことが、先ほども申し上げたように1週間後の会見で語られるのかどうかが注目されています。
歴史や伝統がある組織は、硬直化しやすい
「宮城野親方」というよりも、やはり「白鵬関」の方が印象的です。
私は相撲に詳しいわけではありませんが、健康ランドや銭湯などでサウナに入ると、必ず相撲中継が流れていて、つい見てしまいます。今日誰が出ているのかなど、ちょっとは関取の名前がわかるくらいですね。
特に思い入れがあるわけでもないけれど、なんとなく眺めてしまうという感じです。ただ付いているとついつい眺めてしまう。そういうビッグスターとして、日常に入り込んでいる存在です。
私のクラスメイトや会社の先輩、後輩にも「翔」という名前の方がいますので、非常に親しみのある名前でもあります。まあそれはさておき。
今回の件について相撲協会が受理したわけですが、やはり相撲協会は閉鎖的なところがあると言われてきました。これは歴史や伝統がある組織の多くに共通することで、硬直化しやすいのです。
最近の例でいうとJA(農協)の話なども似たような部分があります。権威を持ち、長い間権力者が存在してきたため、新しい時代に変わりにくいという側面が指摘されています。
とはいえ、新しい組織を作ればよいというわけでもないのが日本の諸組織の特徴でもあります。
公式サイトに「退職」発表がないのは、スピード感に欠ける
情報発信もあまりうまくできていません。今、日本相撲協会の公式サイトを見ていますが、昨日の臨時理事会で退職が承認されたという報道はあるものの、ニュースコーナーには掲載されていません。
昨日2日の更新では「大相撲クイズ」と「ラッキー星座占い」の更新があったのみです。おそらく日々更新されているコンテンツだと思われます。
宮城野親方の件は、数日経ってから更新するのでしょうが、こういった速報はすぐに出すべきだと思います。この辺の機微、スピード感がずれているという印象を与えてしまいます。
今の世の中の常識とすり合わせることができなければ、組織の存在意義が問われてしまいます。特に相撲協会は公益財団法人という形態で、「公益」がついているわけです。
そのため、特権や権威付け、既得権などによって優遇される面もありますから、それに見合った形にアップデートしていく必要があると感じます。
いかに歴史的な組織に「新しい風」を吹かせるか
私も相撲協会とは規模が全く違いますが、とあるボランティア活動を10年、20年と続けています。そこでも世代交代が難しい課題となっており、時代が活動を受け入れにくくなり、参加者集めが難しくなることがあります。
中身を変えていくには、風通しを良くするしかないという話になります。
新しい風を徐々に入れていく必要があるでしょうし、場合によっては宮城野親方や、貴乃花元親方など、平成初期から平成後期に至るまでの、ここ30年ほど相撲界を牽引してきた方々が何かしらの鍵を握ってくれれば面白いと思います。
しかしながら、なかなかそうはいかないのが現実でしょう。だから今後は「新日本相撲協会」や「全日本相撲協会」など、新たな協会を設立してそこで活動するという形も面白いのではないかと思います。
なお、宮城野親方はまだ40歳です。3月生まれで、私の4学年上になりますが、年齢でいうと3歳上です。若い頃から活躍されていて、長く活躍されているため、年配のイメージがありましたが、実際はそうでもないのだなと思います。
だから、まだまだこれからの活躍が期待できますし、総合格闘技に転向するなど、ルール変更も考えられるわけです。さまざまな意味で今後相撲界を引っかき回してほしいと思います。
白鵬関は今後、日本に残って活動していくと思われます。引退後モンゴルへ帰国せず、日本で活動するために日本国籍となり、親方になったのでしょうし、後輩の指導もあるのだと思います。
これからの活動に期待したいと思う今日この頃でございます。
それではまた次回。
(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)