(以下はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「野良ニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
2025年5月6日、火曜日の「のらニュース」でございます。
さて、ゴールデンウィーク最終日ということで、最後の日がどんよりしていて残念だと感じている方も多いのではないでしょうか。
かくいう私は今日だけ仕事がありません。一日だけの休みです。とはいえ、明日からまた仕事が始まると思っていたところ、とある雑務が入ってきてしまい、結局まるまる休めた日はありませんでした。
しかし、この連休中は通常業務はしていませんでしたが、その代わりに仕事に役立つことをしていました。AIの活用です。
「炎上ウォッチャー」への活用
数日前にもお話ししましたが、生成AIの技術は非常に進歩しています。ChatGPTが登場してまだ2年半しか経っていないにも関わらず、さまざまな面で大きく進展している印象を受けます。
最初の頃は本当に使い物にならなかったのですが、今はかなり実用的なレベルになってきました。
そこで、インプットとアウトプットの中心部分は自分で行い、最初と最後の部分をAIに手伝ってもらう形が望ましいと思い、その仕組みの構築を進めています。
ただし、言葉で指示してすぐに完璧に構築してもらうわけではなく、ある程度は人間の私が考えて組み立てる必要があります。
具体的には、さまざまなニュースサイトからニュースを収集し、それらの情報とURLをまとめて送信してもらうということを行っています。
さらに、今後は数時間おきにどの単語がニュースで多く扱われているかを自動で抽出しようと思っています。たとえば、ある時期に「神奈川県警」という単語が多く上がっているとすれば、神奈川県警に関係する事件や逮捕があった可能性がありますよね。そういった数時間単位の新出単語を抽出することで、ニュースの傾向を早くつかむことができるのです。
これは、商用レベルでは企業がすでに行っているかもしれませんが、個人のライターでも、それほどコストをかけずにできるようになれば、ニュースの選別をいち早く行うことができるわけです。
私は「炎上ウォッチャー」を自称しているので、炎上の火種になりそうなことを早期にチェックできるようになれば、それをもとに単発の記事を書くことも可能になります。
RSSというものがありまして
生成AIの技術は「のらニュース」でも活用できます。
「のらニュース」は時々間が空いて数ヶ月ぶりになることもありますが、「Radiotalk」というサービスを使って録音し、そこからRSSという仕組みでポッドキャストとして配信しています。
RSSとは、ポッドキャストやニュースサイトの最新情報を自動で配信するための「ページ」のことで、そこを読み込むと最新の記事や音声情報が得られます。
これにより、SpotifyやAppleのポッドキャスト、そして最近はYouTubeにも配信できるようになりました。私もYouTubeに連携しています。
つまり、「Radiotalk」に投稿すれば自動的にYouTubeに配信されるという仕組みが構築できているわけです。
しかし、YouTubeに配信したところで、私の登録者はまだ20人ほどしかおらず、これはありがたいことですが、収益化にはほど遠い状況です。
もちろん、集積していけば将来的に収益は増えるかもしれませんが、それだけに頼るのではなく、そこから次の発展につながる何かを生み出していかなければならないと思っています。
そこで、音声で話した内容を記事化して、それなりのコンテンツに仕上げる作業ができるようになれば、かなり幅が広がると感じています。
そこで、その仕組み作りをこの数日、ChatGPT様と相談しながら進めてきました。
自動化サービスの利用は、そこそこお金がかかりますが、私はほとんど個人事業で経費を使っていないため、こうしたサービス利用料はライター仕事の一環として活用し、経費として計上できるからありがたい。
文字起こし→推敲→イメージ画像生成→ブログ入稿
具体的には、「のらニュース」がYouTubeに配信された後、その動画をAIが文字起こしし、フィラー(えー、あーなどの間を埋める言葉)や言い間違い、事実誤認があれば可能な範囲で修正・削除した文書として出力します。
その原稿を私が目視でチェックし、細かい部分を修正した後、特定のフォルダに修正済みファイルを保存すると、自動的にAIがブログ用のイメージ画像を生成し、チェック済みの原稿とともにブログに投稿される仕組みです。
きのうテストを行い、実用性を確認しながら、今日以降も試してみる予定です。
この仕組みが完成すれば、アプリに話すだけで音声コンテンツができ、YouTubeの動画コンテンツも作れ、さらにブログコンテンツも自動で作成されることになります。
また、文字起こしデータを蓄積しておくことで、過去に話した内容の検索も可能になります。
これをAIに活用すれば、「過去にこんなことを話していたから、この話とあの話をつなげれば新しい事例になるのではないか」といった提案も期待できます。
例えば、炎上の話であれば過去に「のらニュース」で述べたことや、東洋経済オンラインのコラムで書いた内容などを組み合わせて、新しいコンテンツを作ることが可能になるでしょう。
すべてが「コンテンツ」になる
現状の生成AIの技術はそこまで到達していませんが、今後の技術革新によっては過去の蓄積データを自由につなげてコンテンツを生成することが簡単になると思います。
つまり、これまで話したことや使った言い回し、興味のあるテーマなどの蓄積が「脳内を整理する作業」と同時にコンテンツ制作を促進し、そのコンテンツを繰り返し再利用していくことが可能になるわけです。
私が担当するのは根幹、つまり「話のアイデア」や「知見に基づいた発言」といった人間にしかできない部分です。
たとえば、今日の「のらニュース」の内容を決めて、話すニュースを調べてもらったり集めてもらったりするところは、AIに頼ることができます。
こうした仕組みができればかなりの省力化が実現し、自分が意識的にやる必要がないことはAIに任せられます。
もちろん、ある程度の信頼関係がなければ成り立ちませんが、現時点では問題なく活用できています。
しかし、万が一、AIが悪意を持つようになったら――これはSF映画のような可能性ですが、全くゼロとは言えませんね。
最後に、今回から考えられるのは、毎日「のらニュース」を数分間話すだけで、自然とブログ投稿の一歩手前までの作業が完了する仕組みです。
(Radiotalkの制約である)12分話して、チェック作業作業を含めても30分ほどで、ポッドキャストとブログの両方が完成する。そんな日課を作れればと考えている、今日この頃でございました。それでは、また次回。