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ミャクミャク様からヨヤクナシまで…SNS万博で感じた「伝え方の大切さ」

イメージ画像 エッセイ
ブログ本文を元に、DALL-E3にて生成

2025年10月15日水曜日、のらニュースでございます。

永田町では「連立工作」が…

政治を見てみますと、今日はあらゆる政党が党首級もしくは幹事長級の会談を行っています。連立協議、どことどこが組むのか、首班指名を誰にするのかというところが議論されています。

臨時国会が10月21日に開催される予定ということですので、そこが首班指名選挙になるのかなという感じがしますが、あと1週間ほどでどのような工作が行われるのかということも気になるところです。

状況に応じて今日にも、自民党と維新が組むという発表があるかもしれません。今私がこれを収録しているタイミングでは、吉村知事(維新の代表)が高市総裁との会談を行う前ですので、今後どうなるかは未来のことは見えませんが、もしかしたら今日のうちに何かあるかもしれないと思っています。

かなり衝撃を与えているのが、NHK党の齊藤健一郎参院議員が、自民党と統一会派を組むことを発表したことです。N国と組むというのは語り始めると時間がかかりそうなので、後日また機会があればお話ししたいと思っています。世の中に対する政治の位置づけや、どういうものが受けるのかを考えさせられるような感じになっています。

ロゴマーク決定時から非難の嵐だった

さて、政治の話はこの辺にしておいて、一昨日終わりました大阪・関西万博についてお話しさせていただきたいと思います。昨日あたりもちょっと触れたと思いますが、SNSがここまで普及して初めての日本開催の万博ということで、SNS万博的な側面があったことは間違いないでしょう。

最初に話したいのはミャクミャクです。元々、万博のロゴマークが発表され、「いのちの輝き」というデザインが公表され、それをモチーフにしてミャクミャクというキャラクターが生まれました。

しかし、最初からそのロゴマークが選ばれた際に、最終的に4案から一つに絞られていたと思いますが、その時点から「気持ち悪い」という意見が多かったのです。他の3つが綺麗な形だったので、比較すると「なぜこんな禍々しいものを万博で展示する必要があるのか」という議論がありました。

悪評から「ミャクミャクだからこそ」に変わった

しかし、会期中にミャクミャクの人気は非常に高まりました。ロゴマークから着想を得たミャクミャクというキャラクターが生まれたわけですが、最初は「生命体に取り込まれる」「これじゃ『コロシテくん』ではないか」といった意見もありました。でも、声がついたら、とても可愛らしい声で、人々の目にも多く触れたこともあり、徐々に受け入れられていく様子が見られました。

最終的には、「ミャクミャクだからこそ良かった」という反応もありました。「気持ち悪い」と感じる人もいるでしょうが、それはしょうがない部分もあると思います。やはり、見られることは大事だと感じます。

日本のキャラクター文化には独自性があると思っていて、ぱっと見で少し違和感があるものが愛着を持たれやすいというのがあります。「美人は3日で飽きる」という言葉もありますが、それとも同じで、どこかにフックがあることが親しみを覚えることにつながっていくのではないかと思います。そのあたりを考えると、ミャクミャクは潜在的なキャラクターとしてのポテンシャルを持っていたと感じています。

さらに、ミャクミャクグッズの売り上げはかなり良く、赤字を埋めて黒字転換の原動力にもなったという話もありますので、結果的には非常に良かったと思います。万博のキャラクターとしての使命は終えたわけですが、大阪・関西地区を代表するキャラクターとしてこれからも活躍していくのではないかと期待しています。

インドネシア館の「ヨヤクナシ」がバズりまくった

もう一つ、SNS関係で触れておきたいのが、インドネシア館の「ヨヤクナシダンス」です。今回、パビリオンには予約が必要なところとそうでないところがありますが、予約なしのパビリオンが注目を集めました。

その中で、最も注目されたのが予約なしのパビリオンです。この予約なしという点を前面にアピールし、歌と踊りを繰り返していたのですが、最終的にはそれがエンターテイメントとして昇華されました。

私自身、インドネシア館を見ようと思ったら、タイミングが悪く、終了の際にスタッフの皆さんが戻るところをちらっと見かけただけですが、その陽気な雰囲気がSNS上で拡散され、現場の熱量がミーム化していく様子は、かつての愛知万博では見られなかったことです。

「コモンズ館」にも注目すべきところが

これは非常に注目すべき点です。そして、インドネシア館や他の国ごとのパビリオンと並行して、コモンズ館という一つの大きな施設があり、各国が出展しているブースもありました。その中で気になるところがいくつかありましたが、あまり時間がないのでご紹介します。

一つはナウル館です。ナウルは島国で、ここ最近、Twitter(X)で存在感を示していまして、最終日には日本統治時代の貴重な資料も展示されていました。このように、国を知ってもらうというアピールを非常に効果的に行っていました。

次に、ウクライナのパビリオンです。「NOT FOR SALE」というキャッチフレーズで、そのブースが展開されていました。スキャナーで値札のバーコードを読み取ると、ウクライナで頑張っている人々の映像が流れてきます。要するに、「我々は売り物ではない」という意味で、体験を通じて伝える形がとても印象的でした。

戦争の真っ最中にある国だからこそ、自国のあるべき姿を国際社会に向けてメッセージとして伝えていく姿勢が非常に素晴らしいと感じました。

万博の話をするのもそろそろ賞味期限が近づいてきましたが、SNSの時代とリアルでの体験が難しくなる中で、スマートフォンの中の世界とリアルな世界を繋ぐためのパビリオンについて、いろいろ考えさせられる体験談でした。それではまた次回です。

(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
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