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元迷惑系YouTuberへずまりゅう氏の奈良市議選当選、ネットメディア研究家として感じること

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ブログ本文を元に、DALL-E3にて生成

2025年7月21日月曜日のらニュースでございます。

首相続投で「石破おろし」は不可避

昨日は参議院議員選挙の投開票日があり、国政選挙で最後の1議席まで確定するのには時間がかかり、明け方になることも結構あったりします。

昨日の未明に、参院選の受け止めを収録しました。しかし、もう一度しっかり翌朝になって考えて撮り直した方がいいんじゃないかと思いまして、今、改めてお昼に収録しております。

この後、14時から石破茂自民党総裁の会見があります。首相ではなく、自民党の総裁としての会見でで、首相を続投する意向を示しているという話です。連立の組み換えについてや、党内の石破降ろしがこれから出てくるでしょう。

また、麻生太郎元総理が「このまま続けるわけにはいかない」みたいなことを言っているという報道もありました。その流れにどう対応していくのか、党内をどう収めるのかということもおそらく質問の中では出てくるでしょうし、それを受けて紹介すべきことがあれば、明日以降のらニュースでお伝えしようと思っています。

参政党が躍進

参院選の受け止めについてですが、一番大きいのは参政党の躍進ですよね。東京選挙区で、さやさんが上位で当選されたことからもわかるように、これはもう簡単に右傾化というふうには言えないものでしょう。

この辺については、個人的には一晩おいて冷静に評価する方が良いと考えていました。最初の出口調査の際には圧倒的にトップ当選という流れだったのですが、ふたを開けてみると、最終的には鈴木大地さん(自民党)から77万票を獲得してトップ、次いで、さやさんが67万票、そして牛田茉友さん(国民民主党)が63万票を獲得しました。鈴木さんは、さやさんよりも10万票ほど上積みしていると言えます。

牛田さんとの票差は3万票です。前評判通りにトップ当選でなかったことは、もしかしたら参政党の選挙期間中の状況が影響しているかもしれないと感じています。

都知事選候補に明暗

また、チームみらいが安野たかひろさんを比例代表で当選させ、2%の政党要件を満たしたのは結構大きなことだと思います。安野さんは都知事選挙で注目を集めましたが、トップ3候補ではなかったものの、健闘した候補として注目を集めました。

ただ、知事選で2位になった石丸伸二さんの「再生の道」は、都議選に続いて1議席も取れませんでした。もしかしたら可能性があったのかもしれませんが、国政選挙としては厳しいと考えています。この参議院選挙の受け止めについては今後も話していくつもりです。

へずまりゅう氏、奈良市議選で3位当選

それとは別に、元々私はインターネットニュースの世界に身を置いており、SNSの炎上周りやネットメディア研究家という肩書きで活動してきました。その立場から注目していた選挙が、奈良市議会議員選挙です。

ここで元迷惑系YouTuberのへずまりゅうさんが8320票を獲得し、3位当選となりました。39人が当選する選挙で、上位も上位です。

へずまりゅうさんについて簡単に紹介しますと、「迷惑系YouTuber」というジャンルで活動していました。山口県で数年前に参議院議員の補欠選挙があり、NHK党から出馬するところから政治活動が始まりました。その後、2年前に豊島区議会議員選挙にも無所属で出馬し、こちらも落選しました。

さらに、昨年の都知事選にも出馬を示唆し、供託金を納めるところまで行きましたが、最終的には出馬せずという形になりました。その後、奈良に拠点を移し、奈良公園で外国人観光客が鹿に悪さをするのを守るというコンセプトで活動していました。

過激言動でファンを作る→アンチ敵対で団結力が強固に

今回のキャッチフレーズは「外国人から鹿さんと市民を守る」というものでした。34歳ということで、政治の世界では若いと思います。奈良の市民は様々なことを考慮した結果、彼に投票したのでしょう。だからこそ8320票が集まったのだと思います。知名度を上げる戦略が、これまでは異なっていることが感じられます。

へずまりゅうさんを例に見るように、SNSでは過激な言動を行ってもファンがつくことで影響力を増し、アンチが増えることで団結力が強固になる現象が見られます。

参院選でも、他の政党が参政党への対決姿勢を打ち出す中で、「物価高対策」がこの選挙の一番の争点だったはずが、「外国人政策にどう考えているか」という議論に偏ってしまったことには問題があると考えています。

メディア側の問題もあります。注目が集まることで、より強い姿勢を示そうとする傾向があります。こういったことを今回の迷惑系YouTuberの話から学びました。

支持者もアンチも「国への憂い」は同じはず

最近の参政党の躍進を見ていると、各地の地方選挙でも候補者が上位で当選する例が多く、都議選でも同様の傾向がありました。

それは、現状を変えてくれそうな人を選ぶ、トリックスターを求める動きにつながっています。この流れがどこまで続くかわかりませんが、国についての憂いは共通しているのではないかと思います。

参政党支持者もアンチも「この国をどうしよう」と考えていることは同じはず。とはいえ、このような状況でどうリーダーシップを発揮するかが難しいところです。

これからも政治は続いていきますし、選挙は頻繁に行われるでしょう。近々また衆院が解散する可能性もあるため、その時の状況を見ながら、1人1人が考えるような状況を作りたいと思っています。

まとまりませんが、次回です。

(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
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