2026年1月21日水曜日のニュースです。
きょう気になったのは、ロッテリアが、全店舗を「ZETTERIA(ゼッテリア)」というブランドに業態転換するという報道でした。運営元のゼンショーホールディングスが明らかにしたと各社が伝えています。
ただ、現時点ではZETTERIAの公式サイトを見ても、全店舗転換についての明確な記載は確認できません。ゼンショーの公式サイトにある「ニュース」欄を見ても、この件には触れられていないようです。
個人的な印象になりますが、ゼンショーは大々的なプレスリリースを出すより、新聞社などに個別に情報を伝える傾向がある会社、という印象があります。そう考えると、今回もその延長線上なのかもしれませんが、少し気になる点ではあります。
ロッテリアというブランドの来歴
「ZETTERIA(ゼッテリア)」という新ブランドを、現行のロッテリアが担うという前提に立つと、あらためてロッテリアの歴史にも触れておきたくなります。
ロッテリアは1972年に誕生したファーストフードチェーンで、エビバーガーを看板商品として知られてきました。長らくロッテグループが運営していましたが、現在はゼンショーに資本が移っています。2000年代半ば以降、業態や商品構成を変えながら、現在の形に至っています。
「ZETTERIA」という名前の印象
「ZETTERIA」という名称については、最初はゼンショー由来なのかとも思いましたが、公式サイトの説明を見る限り、そう単純な話ではなさそうです。
説明によれば、「絶品バーガー」とカフェテリアを組み合わせた新しい業態として生まれたブランドとのことでした。
この「絶品バーガー」は、ロッテリアが数年前から力を入れてきた商品で、それを軸にしつつ、フェアトレードのコーヒーなども提供する点が特徴とされています。
店舗数の変化と切り替えの実感
全店舗が切り替わると聞くと、やはり少しノスタルジーを感じます。
私自身、生活圏内にロッテリアが多かったわけではなく、利用頻度も年に1~2回程度でした。それでも、隣の駅に店舗があった時期もあり、「完全に縁がなかった店」ではありません。
実際、東京都内でロッテリアの店舗を検索すると、表示されるのは7件ほどしかありません。思っていた以上に少ない、という印象です。
一方でZETTERIAは、すでにかなりの店舗数があるように見えます。今週もオペラシティ店や武蔵小金井イトーヨーカドー店がオープン予定とされており、新規出店だけでなく、既存店舗からの業態転換が進んでいるようです。一斉切り替えではなく、段階的に進めている印象ですね。
ブランド転換という象徴性
全国にこれだけZETTERIAブランドが広がっている状況を見ると、ロッテリアという名称を手放すタイミングとしては、ある意味で自然なのかもしれません。
少し話はそれますが、前日にはソニーがテレビ事業をTCLとの合弁会社に移行するというニュースもありました。
ソニーは出資しつつブランドを維持する形で、ロッテがロッテリアをゼンショーに移したあともロッテブランドを使い続けてきた状況とは、また少し違った構図です。
それでも、資本関係の変化によってブランドがどう扱われるのかを考える上で、象徴的な事例ではあると思います。
競争環境と今後の焦点
ロッテ側では、過去にいわゆるお家騒動があったこともあり、事業を整理し、守備範囲を絞ってきた可能性もあります。ただ、慣れ親しんだブランドが変わるとき、それをどれだけ自然に受け入れてもらえるかは重要です。
名前だけが変わり、「中身は同じ店」と認識されてしまうリスクもあります。その意味で、ZETTERIAというブランドをどう育てていくのかは、これからの大きな課題でしょう。
エビバーガーのようなロッテリアの代名詞的商品が、今後どう扱われるのかも気になるところです。
ハンバーガーチェーン全体を見ると、マクドナルドが圧倒的な存在感を持つ中、ドムドムハンバーガーの再建や、バーガーキングの再拡大など、動きは活発です。
ゼンショー傘下ならではの可能性
ゼンショー系列になったことで、すき家などと共通する流通ルートを活用できる点は、大きな強みです。この流通網をどう商品開発に生かしていくのか、その手腕も問われていくでしょう。
最近はファーストフードを食べる機会自体が減っていますが、こうした話を聞くと、久しぶりに足を運んでみたくなります。
ロッテリアからZETTERIAへ。ブランド転換の行方を、しばらく注目していきたいところです。
(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
