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「アッコにおまかせ!」終了で考える「冠番組の存在意義」の変化

イメージ画像 のらニュース
ブログ本文を元に、DALL-E3にて生成

2025年11月2日日曜日のニュースです。
さて、もう日付が変わりそうですので、ちゃちゃっと撮ってちゃちゃっと公開しようかなと思っています。

「アッコにおまかせ!」半年弱の花道へ

今日、TBS系列の「アッコにおまかせ!」が、来年の3月いっぱいをもって終了すると発表されました。皆さんご存知のように、和田アキ子さんが司会を務めて40年続いてきた番組なんですが、ここで終止符を打つ形になったわけですね。生放送の日があったり、そうでない日があったりします。

大きなフリップを使って紹介するスタイルが、各番組の導入のきっかけになったイメージがありますけれども、時事ネタも含めて、さまざまな話題に触れてきました。芸能ネタや社会問題にも時には言及しながらやってきました。

放送終了まであと5ヶ月程度ということになりますが、半年近く前に発表しておくことは、長寿番組としては比較的一般的な話です。「笑っていいとも!」も最後の半年ぐらいを余裕を持って告知していたと記憶しています。

これだけ長く続いていれば、それくらいの期間は必要ですね。「ひと月後に終わります」なんてことでは少し拍子抜けしてしまいますから。

「冠番組」的な“個人推しコンテンツ”は、ネットに移行するのではないか

ここで一つ思ったことがありますが、この「アッコにおまかせ!」を始めとするタレントさんの名前が付いている番組、いわゆる冠番組がありますよね。

タレントさんが中心になって、その人を基にしたコンテンツ作りを行うものを「冠番組」と呼ぶことが多いですが、こうした冠番組が、今の時代、テレビとして放送する意義が問われ始めるタイミングじゃないかと感じています。

昨日、DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)という新たな配信サービスが吉本から始まりましたけれど、それと同様に、タレント個人に焦点を当てたコンテンツが、これからはおそらく増えていくと思います。

インターネット上で、例えばYouTubeチャンネル、和田アキ子チャンネルや「アッコにおまかせチャンネル」などが、より力を持つ可能性が高いです。これは、個人の力があればあるほど、コンテンツの魅力も強まるからだと思います。

興味の細分化で「テレビにおける冠番組」の存在価値が変わりつつある

最近、インターネットの普及により、興味が細分化しています。誰しもが好きな人や番組は少なくなってきました。そうなると、エッジの効いた人の魅力に焦点を当てるべきだとしたら、インターネットなどのニッチな配信方法が適しているのは明らかです。一方で、万人受けする内容、中身がしっかりしているものであれば、必ずしも冠番組である必要はないと思います。

これから先、その人である理由が明確なものは、次第にインターネット上に移ってくるでしょう。一方、誰でも可能な内容のものは、テレビに残るのか、またテレビもインターネットの影響を受けて淘汰されていくのか、正直なところ分かりません。

そのため、これから冠番組は時代の流れにそぐわなくなってくるのではないかと感じています。特に生放送などの形式が、テレビの収入面でも厳しい状況の中で次の一手を模索している今、本当に有意義なのかが問われる時期に来ていると思います。

「あなたに向けたメディア」であるラジオだったら、冠番組も成立する

一方で、例えばラジオのような場合、そのパーソナリティが毎週お話しする形式には、一つの魅力があります。和田アキ子さんもニッポン放送で長年やっている番組(ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回)があり、その価値は変わらないのではないかと思います。どちらかというと、ラジオの方が1対1のコミュニケーションとして捉えられやすいです。

テレビは、制作している側と視聴者が、どうしても一対一になりづらいです。よく、ラジオは「あなたに向けて」やるのに対し、テレビは「皆さんに向けて」やると言われますが、そのコミュニケーションの性質上の違いがあると思います。目の前にいるあなたに向けてという形には、テレビはあまり向いていないのではないでしょうか。

だとすると、個人のコンテンツ力、才能で勝負する形になると、テレビはこれからあまり適さなくなっていくでしょう。最近のYouTubeやポッドキャストも、そのような「私があなたに向けて」という形になっています。そうしたコンテンツが、これからますます重視されていくのかもしれません。駆け足でお話ししましたが、以上です。

3連休の中日だそうですが、明日が休みということを金曜日の夜に知り、休みの取引先との仕事がどうなるか悩んでいます。目の前の仕事を粛々とやるだけです。それでは、また次回お会いしましょう。

(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)
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