2025年6月22日日曜日、のらニュースでございます。
きょうは都議選。各陣営、お疲れ様でした!
さて、東京に皆さんが住まいというわけではないでしょうが、今日は東京都議会議員選挙の投票日です。公職選挙法の観点で、個別の候補者に賛することは今日は言えないんですよね。だから、中立的なことしか言えないんですけど、ちゃちゃっと終わらせようと思います。
実は、私も2年前の杉並区議会議員選挙に出たことがありますので、おそらく今日は何もできないからこそ、候補者がゆっくりできる日なのかなと思います。期間中、ずっと駆け抜けてきたでしょうから。人によっては、疲れた方もいらっしゃるでしょうし、歩いたり、自転車で巡った方は足も疲れていることでしょう。
これはおそらく候補者本人だけでなく、ボランティアの皆さんもそうだと思います。まずはこの1週間、駆け抜けてきた候補者並びに支援者の皆さんの体調管理がしっかりできることを願うばかりです。
投票して初めて、「この政治家はダメだ」と文句が言える
さて、私の生まれ育った杉並区は6人が当選するのですが、それに対して17人が出馬しています。激戦区でおかげさまで言っていただけるのですが、人が多く出るということは、それだけ「当選確率が高い」と区民が舐められている可能性も考えられますが、素直に選択肢が多いというのはありがたいことだと思います。
明日以降、結果を見ながら話したいと思います。杉並区では来年区長選がありますし、それに合わせて区議の補欠選挙もあります。そして次の年には、統一地方選での区議選があります。そもそも、来月には参議院選もありますので、選挙が続いて行われるタイミングです。ぜひとも皆さん、なるべく投票に行くようにしてください。
「どうせ政治は変わらない」と言う人もいます。綺麗事ではないですが「行かなきゃ変わらない」というのはもちろんありますし、行かないと文句を言える立場にはならないと思います。行って初めて「この人はダメだ」と言える。投票権を放棄すると、何も言えなくなるという風に私は捉えています。
「腹が立っても何も言えない4年間」はイヤでしょ?
貴重な税金を使ってその人たちを養うわけですが、投票しなければ、何に税金を使われても文句は言えません。その点はしっかりわきまえてほしいと思います。「腹が立っても文句が言えない4年間」を考えると、やはり投票に行った方が良いと思います。
私は短気な性格なので、すぐに腹が立つこともあります。そんな時に、何も言えなくなってしまうのは嫌なので、投票に行く必要があります。それが、私が2年前に区議選に出ることになった理由でもあります。
投票する人も文句が言える立場です。出馬して落選した人はそれ以上に文句が言える立場にあります。私出た杉並区議選では48人が受かるのですが、69人が出馬しています。これで21人が落ちるわけです。その落ちた人たちは、投票者以上に「文句を言える立場」にあると思います。
そのため、私は落ちてから2年間、Xアカウントで政治に関するつぶやきをしています。それが、663人の投票をいただいた方への恩返しでもあります。「私ができることって何だろう」と考えた結果、情報発信が大切だと思い、発信を続けています。
「1票の重み」はあるけど、気にしすぎもダメ
実際、投票に行くとなると、誰に入れたらいいかわからないということもあるでしょう。17人が出たら絞り込みも大変です。そのため、投票に行きたくないと思う方もいるでしょう。それはそれでいいのですが、時には「この人はいいな」と直感で決めてもいいと思います。ダメだったら、4年後に見直せばいいのですから。
「1票の重み」とはよく言われますが、逆に言うと、候補者ひとり当たり、何千、何万分の1の票に過ぎません。区議選では、2000〜3000票で当選することもあるので、1票は重いですが、もしあなた1人が間違っていても、大勢に影響はありません。なので、気軽に考えていただければと思います。
候補者の属性や年齢層に近い人を選ぶのも一つの手ですし、できれば政策まで確認できると良いですね。ただ、候補者が掲げる政策は抽象的で、具体的にどう良くしていくかが見えない場合が多いです。政策をしっかり詰めてから立候補した方が良いと思いますが、政治において風に乗ろうとする候補者もいるかもしれません。
663票があったから、政治を諦めずにすんだ
個人的には、最後は政策をある程度掲げてほしいと思います。オリジナリティのある政策が求められます。党に属しているからこそ、党全体で協力し合い政策を作ることができますが、それに加えてご自身の味を出すことが大切です。自分がなくて、永田町の言う通りに行動するだけでは、その人が必要とされる理由は失われてしまいます。そういう人は私は選びません。
また、投票しても落ちるだろうと思う人もいます。17人が出て6人受かるのですから、11人は落ちます。世論調査や新聞が伝える情勢が気になるかもしれませんが、そういったものに囚われず、自分が良いと思った方に投票してください。金銭をかけているワケじゃないので、気軽に投票しても構いません。
一番重要なのは、候補者がどう受け取るかです。私の場合、私を除く662人が投票してくださったことが大切です。それだけの人々が、私に信頼を寄せてくださったのだと考えています。結果的には候補者69人中、下から2番目の得票でしたが、それでも662人の方に支持していただいたことで、自分の価値観は間違っていなかったと感じました。
次にいつ選挙に出るかわからないですが、662人の支持を受けたことで、政治を諦めずに済むことを感じています。無投票じゃない限り、必ず落選者はいます。
その次の一歩を考えている候補者はいる。ですので、その候補者のために1票を投じることは、決して「死票」にはなりません。ぜひ、その点を覚えておいて、投票所に向かっていただければと思います。それではまた次回。
(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)