2025年5月27日火曜日、のらニュースでございます。
いやあ、月曜日って結構いろいろなニュースがあるなあという印象を持っています。
まあ、放っておくと賞味期限切れになってしまいそうな話題もいくつかありますので、思い出したうちに話そうかなと思っているんですけれどもね。
さいたま市長選の「気になっていた候補者」
まずは、おととい日曜日に、さいたま市長選が行われ、現職の清水勇人さんが5回目の当選を果たしました。投票率が35.78%で、そのうち45.6%、17万7217票を得て当選となっています。
まあ、現職の強さを示したなという気はしますが、やはり5期目というと、ちょっと長いかなという気もしますよね。

まだ63歳なので年齢的にはまだまだ若いですが、多選に対して逆風が吹いている中で、それがどこまで許されるかと言ったら、まあそれだけ市政運営に不満がないということかもしれませんね。
もしそうだとしたら、後継者の育成をしていかなくてはいけないですよね。なかなかその辺が難しいなと感じたりします。
この埼玉県知事選で一番気になっていた候補が4位で、3万2836票。清水市長の約6分の1の票数でした。小袋成彬さんというミュージシャンの方で、ミュージシャンの観点から新しい候補者の形を提案しており、非常に新しい風が吹いていると感じていました。

ただ、思ったほど票は伸びなかったかなという気がします。独自の戦い方だったので、難しい部分はあったと思います。
維新の「身を切る改革」は、これからも魅力的に見えるか
今回2位だったのは沢田良さんで、9万7160票。清水市長の約半分で、2倍差をつけられての再選となりました。
澤田さんは元衆議院議員で、当時は日本維新の会に所属(市長選は無所属)。埼玉県選挙区で参議院選挙にも出ており、埼玉16区での衆議院選挙にも出ていた方です。比例復活で1期だけ衆議院議員を務めました。
維新の伸びは最近あまり見られず、失速ムードのようにも感じます。維新が割を食い、その分国民民主党が伸びているのではないかとも言われています。
維新がかつて掲げていた「身を切る改革」という標語は、今ではみんなが身を切るのは当たり前だと思っており、それが新たな売りになるのかどうかという価値観のギャップがここ数年広がっているように思います。
これから国民民主党も同様の悩みを持つでしょう。候補者の急な育成でバランスが取れない問題も出てくるかもしれません。
このあたりの動きは、今後の東京都議選や参議院選で見ていけたらいいなと思います。
昭和のいるさん死去
続いてのニュースです。こちらは訃報です。漫才コンビ「昭和のいる・こいる」の昭和のいるさんが88歳でお亡くなりになりました。5月24日に亡くなっていたということです。

実は私、のいこい師匠をテレビで拝見することはあったのですが、勝手に自分の脳内で兄弟漫才だと思い込んでいました。しかし、血縁関係のある方々ではないと知りました。
こいるさんは2021年12月に77歳で、がんのためお亡くなりになっています。もう3年半ほど前のことになります。
その時点から、のいるさんの状況があまり報じられていなかったので、どうしているのかなという感じでした。
のいるさんは2013年から病気療養で休止しており、10年以上表舞台に立つことはほとんどなく、先に亡くなられたコイルさんの方がピンで活動していたようです。
よく使われる言葉ですが、「本当に昭和も遠くになりにけり」という言葉が非常に響きますね。
東京の漫才の大御所として、テンポは激しいと言えるかどうかですが、こいるさんが「はいはいはい」と繰り返すようなやり取りが特徴的で、ノイルさんがそれを大らかに受け止める様子はとてもほほえましく、しみじみとした温かさを感じました。
ご冥福をお祈りいたします。
「備蓄米転売」がワイドショーの目玉に?
まだたくさん紹介したいことはありますが、今日はもう一つくらいにしましょうか。といいながら軽く触れます。

備蓄米の話ですが、払い下げになる先がどこになるのか、どこで売られるかが今、各社が手を上げている段階で、決まるのはもう少し先だと思います。そんなに長くはかからないと思いますが。

その際には、米の転売目的で並ぶ人が現れるようなこともあるかもしれず、それがニュースで取り上げられることも数日後のワイドショーで見られるだろうと予想しています。
具体的なことが決まり次第、またお知らせしたいと思います。
日本語の「○○san」が使い勝手いいらしい
今日はちょっと柔らかい話題をお伝えします。
共同通信の昨日、5月26日に配信された記事「『san呼び』世界に広がるか 『性別肩書、問わず便利』」を紹介しましょう。

「〇〇さん」と名前に「さん」を付けることは敬語で、日本らしい二人称として尊重される傾向があります。この記事では、この「さん」が今後広がる可能性があるという内容です。
どこまで定着するかは分かりませんし、現状でどれくらい使われているかも、この共同通信の記事以外には判断材料がないため不明です。
日本語が世界に発信された例で言えば、ノーベル平和賞を受賞した、ケニアの環境活動家であるワンガリ・マータイさんを思い出します。彼女は日本語の「もったいない」という言葉を世界に広めた方とされています。
今の時代の流れとして、性別を問わず、年齢を問わず、失礼にならない相手の呼び方、つまり敬称は、海外でも受け入れられやすいのかもしれません。
そう考えると、日本語が新たな人間関係のコミュニケーションの形を示す言葉として広がる可能性は期待できると思います。
何を言ってもセクシャル・ハラスメントやパワーハラスメントになるような世の中は、多分日本だけでなく世界中がそうしたギスギスした状況にあるでしょう。
そう考えると、この「さん呼び」が世界に広がってほしいなと思う今日この頃です。
それではまた次回です。
(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)