2025年5月22日木曜日、のらニュースでございます。
情報の鮮度を、さらに意識したい
のらニュースの取り方について色々と試行錯誤しておりますが、ブログも合わせて更新するという形がある程度定着し、慣れてきたところです。しかし、やはりタイムラグを強く感じてしまいます。
録音を予約でポッドキャスト公開するのですが、その数時間の間に状況が変わってしまうのです。そしてその内容を文字起こしして、ブログに投稿するまでに、また状況が変わる。
現在は、お昼の12時にポッドキャストを公開し、夕方の6時にブログを公開しておりますが、午前中に取った内容が、夕方の6時にブログとして出るまでの間にかなり状況が変わってしまいます。
一応、ブログには最新のニュースへのリンクを貼っており、そちらで最新情報が分かるようにしています。また、追記できる部分は追記するように対応していますが、それでも尚、難しい部分があります。さまざまなことを考えて試してみたいと思っていますが、一番情報が動きにくいタイミングは夜から朝にかけてです。
ですので、しばらくは夜のうちに収録し、今は「5月22日木曜日」と言っていますが、日付が変わる前の5月21日に収録しています。
前日の夜に前日のニュースを紹介し、それを翌日の朝、6時か7時頃に公開し、その後ブログを修正してお昼には公開できれば、多少状況が変わっても影響は少ないと考えています。ニュースが本格的に動き出すのは午後からなので、その方がタイムラグの問題も小さくなるでしょう。
朝のニュースは、もちろん最新情報やスクープ的なものが出ることもありますが、続報というより初報が多い印象です。朝の時点では新しい情報が明らかになることが多く、前日からの続報でインパクトの強いものが突然朝に大きく出ることはあまりないように思われます。そのあたりを考慮しながら今後も進めていこうと思います。
しがらみのなさで、米騒動を止められるか
さて、昨日ご紹介した通り、小泉進次郎さんが農林水産大臣に就任しました。早速、コメ問題の担当大臣のつもりだと語っていますが、水産はどうしたのかという話にもなります。

重要な場合は備蓄米を無制限に放出する方針や、入札を一旦来週分に関して中止し随意契約で対応することも発表されました。入札はフェアではありますが、タイミングやスピード感が分かりにくく、何を基準にするかなど考えるべきことが多いのでしょう。とりあえずコントロールのためにできることを考える段階です。

これによってどう変わるかは様子を見ていくしかありません。小泉さんはしがらみがあまりないイメージがあります。一般的にはそう思われていますが、実際は分かりません。ただ親の七光りという面は否定できません。
しかし、だからこそ強い人気があり、ほぼ最初に当確が出るほど、地元の神奈川県・横須賀では選挙の強さを誇る進次郎さんです。業界団体に忖度する必要は全くなく、これまで農水族と呼ばれる「族議員」への配慮もせず、国民の為に何が最優先かを考えられる立場にあるはずです。
また、石破さんもそういう姿勢のために苦労してきました。非主流派だったからこそ物言いができ、党内野党のような立場でやってきた方々です。だからこそ突破口を開ける可能性もあります。
ただ、強い発言をした以上、その政策がしっかり実行されなければ「口だけ」と言われてしまいます。これから先の政治生命は気になるところです。進次郎さんはまだ40代前半ですから、ここで停滞しても先は長いですが、それでもこの勢いを活かして、戦後最年少の首相を目指してほしいと思っています。
値下げ分が、どこまで「手に取る商品」に反映されるのか
次に、お金や政策の話ですが、本日からガソリン価格補助が始まります。レギュラーガソリンに対して1リットルあたり7円40銭の補助が行われます。最終的には10円の軽減を目指す方針です。しかし、市場価格が急激に上がらないよう段階的な移行が必要で、店側も一度仕入れたものなどの関係から移行期間があります。

資源エネルギー庁の昨日の発表によると、全国平均小売価格は1リットルあたり182円10銭で、これが補助により177円10銭に設定されます。すると、この7円40銭補助はどのような意味になるのでしょうか。
今後は全国平均の小売価格が毎週1円ずつ下がるように補助が進められる予定です。しかし既に180円を超えており、5円~10円下げてもあまり効果が感じられないかもしれません。
根本的な問題は原油価格の高さであり、これは国際情勢、特にロシアとウクライナの関係が解決しない限り、抜本的な解決は難しい状況です。ガソリンなどの化石燃料に頼らない資源や移動手段がすぐに普及すれば状況は変わりますが、簡単ではありませんし、規制改革なども関係してきます。
そのため、5円や10円安くなったところで、全体の価格には大きな影響を与えないでしょう。たとえ10円ガソリン代が安くなっても、現在の価格から見れば5%~6%程度の軽減に過ぎません。
値下げには大量の税金が投入されることになりますが、実際に「安くなった」という実感がほとんど得られない結果になる恐れがあります。
具体的には、ガソリン代が高騰したことで物流の配送料が値上げされ、それが商品価格に反映されています。たとえ1リットルあたり10円の価格引き下げが実現すれば、ガソリンスタンドは競争社会ですから値下げするでしょう。しかし、物流企業は人件費やその他コストもあるため、一律に値下げに反映するとは限りません。
そのため消費者の物価高、たとえば食料品の値上げには直接つながりにくいのです。結局、ガソリンを使うドライバーやトラック、タクシー、バスの運転手の待遇改善にはつながりますが、日本全体の経済に与えるプラスの影響は非常に限定的かもしれません。
万博会場の「虫問題」にアース製薬参戦
時間がありませんので手短にご紹介しますが、大阪万博の会場で大量の虫が発生しているとのことです。
昨日5月21日、大阪府の吉村知事が、大阪府としてアース製薬に協力を要請したと発表しました。府と包括連携協定を結んでいる会社です。

海辺で湿度が高いため虫が多く発生するのは自然なことですが、事前に対策を行う必要があったのではないかと思う今日この頃です。
それではまた次回お会いしましょう。
(以上はコラムニスト・城戸譲が、ポッドキャスト「のらニュース」などで話した内容を、AI文字起こし・要約によってブログ記事化したものです。公開時点で最新情報ではない可能性があるため、その点はご了承ください)